「#現代小説」を含む小説

割れた食器。トラブルの後の静けさに満ちたその場を、躊躇なく立ち去るあづさ。 櫻井はあづさのもう一つの仕事についてたずねる。 あづさの正体、そして櫻井の抱える気持ちとは……。

「双葉屋クソ小説大運動会エボリューション」によせて書きました。下ネタにご注意ください。

140字小説です。少し視線をずらしたら日常が非日常になっていたかもしれない。

約1500字のショートショート。

詩のような短編の現代小説です。 数分で読める超ショートストーリーなので、気軽に読んで頂ければ幸いです。

　高校時代、まるで熱病に浮かされたかのような、女同士の恋。 　それから七年の時を経て、ようやく清算する覚悟を決めた女が、当時の元カノに立ち向かう。 　かくして再び出会ったのは、食…

十年前、メグは誰よりも愛していた人と別れた。彼女の幼い嘘のせいで、二人の関係を滅茶苦茶にしてしまった。 謝りたくても謝らせてさえもらえず、メグはずっと罪を抱えてきた。 そんなメグ…

母子家庭で育った少女キララは、繰り返される虐待から逃れるように家出する。 そこで偶然出会った『自称：売れない放浪小説家』司に、キララは父親の面影を重ねてしまう。 父親と恋人の間…

新田春子は一人が怖かった。人と関わるのが怖いのに、一人になるのも怖くて、能面みたいな笑顔を貼り付けて過ごしていた。そんなとき、陶芸教室を開いているという都築とそこに来ている愛とい…

「今晩あたり、狐が降るかとおもって」 工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れた峠にひとりたたずむ女を見掛けて、おもわず声を掛ける。 彼女はひとつに結わえた髪を揺らし、振りか…

高取高菜はゲーム会社に勤務する社会人だ。 高校卒業から十年、社会に出て六年。 それなりに仕事で実績を出した彼女に人生の転機が訪れる。 自分のこれからに悩む彼女が思い立ったのは、…

【第二回かぐやSFコンテスト 選外佳作】 墨色に染まる世界に生きるぼくらの元に、一人の人間が流れ着く。その人がもたらしたものは、ぼくらをどう変えてしまうのか。

・あらすじ 突然変異で超常の力を得た者、人智を超えた存在に力を授かった者、異常な科学力をもって力を得た者……様々な理由で力を得た者に加え、異世界の剣士や、異星の強者をも巻き込んで…

第11回アガサ・クリスティー賞最終候補作。 　二〇一〇年代後半、イギリス。 　首都のスラム街でストリートチルドレンを束ねながら生活している青年・エドワードは、ある男について…

あなたには『朝の出社前に郵便受けを確認する』日課がある。 いつものように、郵便蓋を開けると、不思議なものが入っていた。 宛名も、差出人も、切手もない、真っ黒な手紙だ。

ある晩、前触れ無く現れた吸血鬼の少女に襲われた青年は、死の覚悟を決めた拍子に「どうせならこんなロリっ子じゃなくて大人のお姉さんに殺されたかった（意訳）」と本音をブチまけてしまう。…

　女子高校生の真理はある日、憂さ晴らしに不良集団を襲撃したことで、ミストレスと名乗る玩具職人の女と出会うことになる。カツアゲから助けてくれたお礼として、ミストレスから自作ゲームを…

松本律は、大学に通うために千葉県で一人暮らしをはじめた。 しかし、大学はあいにく閉鎖。友だちもできず、実家にも帰れず、孤独な毎日を過ごしていた。 そんな時、律はSNSを通じて「綾…

自動車オタクの陰キャ少年・伏見翔太は中学校で苛烈な虐めを受け、クラスで孤立していた。そんな彼に唯一優しく接してくれていたのが学年一の美少女と名高い綾瀬真優梨だった。翔太は真優梨に…

「第四回こむら川小説大賞」によせて書きました。二作目です。よろしくお願いします。