「異国に」を含む小説

国内でタクティカルトレーニングを受けてきた筆者が、習ってきたことを実銃で試したいと思い、ヨーロッパ民間軍事会社の教育機関で訓練を受けてきました。 某国防組織の日報風でお送りしま…

自主企画「登場人物にインタビューしてみた！PART２」参加作品です。お気軽にどうぞ。 これを読んで、少しでも興味を持って頂けましたら、拙作『広く異国のことを知らぬ男』を読んでやっ…

強気な少女スリサズが、冒険者の酒場の依頼をこなしながら山へ森へ海へ砂漠へと旅をする物語。 情景描写の評価が高いです。 第一章「氷の魔女の春捜し」 　春告げ鳥と呼ばれる少年が失…

めずらしい黒髪黒目、異国人の血を受け継ぐユウリは、たった一人で魔女の店を営んでいる。「人の不幸を食い物にする」という悪い噂のせいで、店を訪れる者など誰もいないはずだった。 そん…

　〈魔術師〉と〈化け物〉。世界には古来より、この二者が存在する。 　魔術とは天が人に授けし力。人が化け物に抗うための、ただひとつの術であった。魔術があるがゆえ、化け物が跋扈する過…

八百万の神々が住まう島国は彼等の結界により外界と切り離されていた。度重なる戦で結界の一部が壊され、異国との貿易が始まっているが、まだ神々の力が勝っていた。 時は大正八九年。四季神…

竜神の末裔が支配するという沙地の国。 異形ゆえに民に嫌われ、疎まれる兄・流緒。才気に恵まれ、愛される妹・沙羅。 二人の間にあるのは、果たして愛か、憎しみか……。　 これは、昔の…

異国の地へ降り立った男。 彼は一本の釣り竿を持ち、冒険へと出かけた。 彼が立ち向かった者は、果たして何だったのか？ そして彼が得たものとは――？

朽ち果てた庭と、水のないプールを眺める女のもとに現れた東洋の男。渇ききった心に注がれた水分。

桜の季節に、「僕」は桜という名前の不思議な女の子と出会い、恋に落ちる。 けれど、彼女にはここ日本で生きづらい事情があって……。 散らない桜の物語を、あなたに。

　大陸の裳裾にしがみつく小国・クストルでは、王位継承の典礼を控え、国中が浮き足立っていた。けれど渦中の王太子・ライゼは、王権の継承を前に不安を隠せない。 　そんな少年王太子へ、異…

交通事故により標準装備(携帯、財布、化粧ポーチ)で異世界に放り出された瀬川結菜（せがわ ゆいな）。 そこで出会ったのは奏幻国(そうげんこく)でも一、二を争うほどの名門貴族当主、鳳…

あなたが持っている価値観はあなたが観測できる範囲でしか適用されません。 あなたがもし、遠くの知らない異国の地にぽつりと存在してしまったなら、それはあなたが「異質」なのです 政府…

いつかの国、いつかの時代。 戦争の色濃く漂う中、とあるバーではサイボーグによるコンサートが行われていた。 機械の組み込まれた歌姫と、その恋人の青年。 不安定な世界で、二人は愛を紡…

江戸末期、常陸・大津浜に英国の捕鯨船の乗組員が上陸した。突然の珍事に、周囲の各藩はその対応に右往左往した。その藩の中に、奥州・泉藩があった。泉藩には忍びの者が居た。兄弟の忍びも居…

異国語に於いては、名詞にそれぞれ男女の性別あり。 然して、靴箱を男性名詞とす。 おふざけが過ぎるでしょうか。申し訳ございません。 長年靴箱をやっておりますと、色々な話を聞くも…

　「私」は父親の勧めで土木建築学科を卒業した。しかし父の意に反しその後、異国の金融街で働いていた。私は河川を目にすると川の水量を計算する癖があった。この水量を元に地球の全水量から…

　『渡華記』という伝記を紐解いていこう。泰連国の国史の横で語り継がれたこの書は、とある泰連国皇帝の傍らに生きた妃を中心に据えた様々の人の出来事について綴っている。 「兄様、何で私…

坂の長崎石畳、異国情緒豊かな長崎の長坂の上にある古ぼけた西洋館。 今では学生メインの下宿屋になっているが、下宿屋の主人花野すみれは、かつて世界中の人々を魅了した天才ピアニストだっ…

恋人の幽霊は成仏した。友人とも離れ離れになった。それでも彼は“名探偵”だ－－ 高校を卒業したKはイギリスの大学に通いながら推理作家を営んでいた。そんな彼の元には今日も奇妙な事件…