「こともない」を含む小説

「歌」を食糧とする生態を持ちながら、「歌」を食することがない令嬢。 「歌」を生産する職業に就きながら、「歌」を紡がない青年。 そんなふたりが奏でる、小さな物語。

僕には双子の妹がいる。僕はトモで、妹はカヤ。父さんと僕ら三人の暮らしは裕福じゃなかったけど、寂しくはなかった。でも、父さんがいなくなって、僕らは離ればなれに。連絡は取りあっても、…

自主企画、「【質問企画】あなたの作品の二人組について知りたい」用。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082238520991 作品…

2022年11月11日11時11分11秒、全人類は神の声を聞く。 『……さて、我々は皆さんの要望に応え、世界のアップデートを行うことにしました。いやね、昔は地獄は嫌だ天国に行き…

僕には何も取り柄がないし何も出来ることがない、スポーツなんかもスポーツテストなんかでもC以上とったこともないし勉強も七十点以上とったことがない。そんな僕がとあるクラスメイトと出会…

中学で出会った学友やTwitterで目にする人たちを見て嫉妬せずには居られない。例え彼らが僕とは違う土俵に立っていて競い合うことがないとしても、上位の存在として僕の目に映る限り僕…

ある日、亮太が友人から聞かされたのは、話したこともないクラスメイトの礼央が亮太を嫌っているという話だった。 けど、話してみると違和感がある。 これは、嫌っているっていうより………

何でも屋であり殺し屋でもある結城零都。今まで従者を雇ったことがないという完璧お嬢様の夜桜綾。零都の働くカフェにて二人は出会う。 一つの約束をもとにスラムで何年も毎日会っていた少年…

青年は思った。水平線の果てを見たいと。 長老は止めた。叶うことがないと知っているから。

　カルマの仕事は付与魔術師。剣や槍などの武器に魔術を付与して、攻撃力を上乗せする。 　しかし、武器が付与魔術を受け入れる回数には限界があった。上限回数を超えると、その武器は破壊…

どうも、秋坂ゆえと申します。一応、物書き兼英会話講師、という肩書きの者です。 物心ついた頃から小説を書いており、小学生の頃はショートショートのユーモア小説、 中学一年では赤川次…

現実にラブコメなんて存在しない… 中学の腐った俺竹本康佑は、人生に期待なんてしていない。 超ド級の陰キャの視点だと、この世界は何も起こらないつまらないものだ。 「恋愛工学…？」 …

死後の世界を信じるか信じないか。当然、誰も見たこともないのでそれは定かではない。 これは、とある少年が死後の世界を信じるまでの物語である。

いつからかダンジョンというものが世の中に受け入れられていた。電気やガソリン、ガスに代わり産出する魔石を使用して家の明かりやコンロの火、車のエンジンを動かしている。そんな世界。 人…

　一番をとれ、それが親の口癖だった。私はどうせ親の操り人形。なのに、私は唐突に解放された。真っ白な壁にまっさらな家具。私がむしろ溶け込んでしまいそうだ。 　いつしか束縛は綱となり…

画家である僕の家に彼女を泊めた。朝、空を見ながら「僕だけの青を探しているんだ」と言った。小説家の彼女は僕が考えたこともない返事をくれた。

俺の名前は「｜福山 幸太（ふくやま こうた）」現在、フリーライター 歳は23歳。 俺が酒に泥酔してやらかした間違いから、ある日俺の独り住いの安アパートに女性がふたり訪ねてきた。…

『夏の最後に通った、希望の流れ星。』 明（あきら）は、高校一年生の男の子。無愛想で、目つきが悪いからと友達ができない。そして、流れ星を見たことがない–––––。 …

ある朝、いつもの通りに仕事へ向かう。 電車に乗り会社へ 今日も、パソコンに向かい プログラムを打っていく あと、少しで定時を迎える 「この書類を纏めて……と、よし終わり」 定時前…

問題です。 一番身近にあって、 自分のことを一番表現してくれるのに、 その実物を自分で見たことがない。 「それ」はなにか。 あなたが見ている「それ」は、 本当に自分のもの…