脱普通

非凡の花束

世の中には自分の上位互換と下位互換がいる

上の人に追いつきたくて足掻いてみても

中々差は埋まらない

今僕より下の人間も同様に

努力していて上を目指している

何故か彼らの伸びは凄まじく

僕を簡単に追い抜いていきそうだ

別に僕は特別な能力を有していないから

やらなければやってる人に負けてしまう

だけど頑張り続けるのが苦手で

すぐに諦めて逃げて狸寝入りして

他人の努力を感じては目を背けて

その人が結果を出す頃に

嫉妬で狂いそうになる

怠け者の節句働きなんて滑稽だから

自分はやりたくない

普通のくせに休んでばかりで

高い理想を掲げているのに変わらなくて

こんな屑なのに

それでも下にはまだ人がいる今の現実

僕はここにいるべきじゃない

いっそ底辺にいたい

生きてる価値もない

将来性もない

その他大勢で代替えが効くままは嫌だ

確かな嫌悪感があっても動けない

この自分というものを

いっそ抹殺してしまいたい

こんな風に考えることこそ

ありふれた普通の何よりの証拠なんだろう

結局人並みの想像力と行動力しかなくて

平凡な人生を送るだけ

もう一度寝て起きたら

万能人になれてたらいいのに