「呪い」を含む小説

　魔王により壊滅させられた国に遠征していた聖者エリルは、壊滅都市で拾った呪いの腕輪を浄化目的で身に着ける。しかし暴発した魔法で腕輪を失くしたうえ、気づいたら自分の名前以外の全ての…

解呪の力を持って生まれた呪われた少年。彼の人生は痛みを伴う呪いでしかなかった。 解呪の道具として幽閉されていた少年はふとしたきっかけで禁足地に踏み入れてしまう。 そこで出会った…

ばあちゃんが死んだ。偏屈なのに世話好きで町でも評判だった。 偏屈具合はばあちゃんのすぐそばにある手毬のせいだった。ひとたび他の人間が手毬を触るとかみつかんばかりに威嚇し、取り上げ…

　一人の又姪と大伯父、人間と不滅のシャーレ族。これは違う種族同士が家族になる話。 　そして、一つの歴史の終わりを見届ける話。 　広い海に囲まれたラフト大陸。唯一の陸地であるその…

　俺ことタケルには秘密があった。それは、妖怪や幽霊が視えること。 　それを知っているのは、同居人のサチだけ。 　サチは妖怪は視えないが、幸村家の敷地内では妖怪が実体を得るため、成…

訳あり達が集うシェアハウスたそがれ荘には４つのおかしな、彼らにとっては必須の決まりごとがある。 　一、過干渉しない事 　一、朝食は食堂で食べる事 　一、婚前交渉は敷地外で行う事…

竜殺しという称号を持つ魔物退治を生業にしている一族の娘セレナ。しかし、彼女は魔力を持たない落ちこぼれだった。 それゆえ、一族の頭である父の跡継ぎは、義弟のユリウスになり、セレナ…

自称ヒロインの平民女に夜這いを仕掛けられたトラウマから「寝台で息子が役に立たない、初夜失敗の呪いにかかったようだ、助けてくれ」と泣きついてきた腐れ縁の公爵令息コーリーのお願いを、…

――白雪姫は私じゃない。 「白雪姫」には二人の娘がいた。 姉は祖母に似たきつい顔、病弱な体にひねくれた性格。 妹は母に似て可愛らしい顔、元気溌剌で甘え上手な性格。…

俺は現在ベトナムに20年間住んでいる。日本では今オカルトブームのようであるが、どっこいベトナムにもオカルト話がたくさんあるぜ。 ホーチミンの大学生から集めたオカルト話をここに一挙…

ある河川敷で女子高生の遺体が発見された。遺体の一部が異質なものに変化し、事件は怪奇事件へと発展。被害者の親友で第一発見者である小鳥遊カンナは、事件直前、親友から未完成小説が書かれ…

ああ、暑い暑い。こんな猛暑の中での異世界裁判が、何か変。なぜ？「有罪」になって、あんな刑を食らうことになるとは。「でも、気持ち良い…」裁判長のやさしさか？こんな判決は、どうですか？

　呪いによって殺された平安の姫が、悪役令嬢イザベルへと転生した。 　誰もが振り返るような美貌を持つイザベルだが、彼女は自身の容姿をオニのようだと嫌悪している。 　なぜなら、彼女に…

ヨシュアは妖精を始祖に持ち、魔術師の生まれるラバン王国の王弟だ。 志龍王国は、大陸で一番大きな国であり、国土の隅々まで龍王が与える水の加護が行き渡って、豊かに栄えている。 志龍王…

外宇宙の異形共に地上の殆どを奪われて数百年後、数少ない人類の拠点の一つである、とある極東地域の終末未来都市『龍劫禍街』。 吸血鬼狩りを生業としながら、自らも『血酔の呪い』を宿し…

　隆盛を極めた魔導文明の破滅から百年、人々は魔導文明の残骸をダンジョンと呼び、そこから資源を回収してくる者を冒険者と呼んだ。 　自らの危険と引き換えにダンジョンへ潜り、湧き出す…

私の元には多くの悩みを持ったものがくる。この地域唯一の公認国家魔法士だ。高校生では日本に一人とも言っていい。 本日も迷える子羊が…

嫉妬に燃えた女性の呪いです。試作の供養。

「アズライトと呼び捨てにしていただいて結構ですよ。私はアル様のための聖騎士なのですから」 解呪を得意とする聖者として、日々、人の呪いを解いているアル。 そんなアルには、まるで大…

京都の貴船に住む祖母の家を訪れた少年、健介。彼は夏休みの終わりに、従姉妹の由香利とともに祖母の家で過ごすことになります。夕食後、祖母は怪談話を始め、健介は恐怖に包まれます。彼女の…