「ただぼんやりと」を含む小説

2018年。平成最後の夏。 霊的なモノがみえるだけのどこにでもいる平凡な童貞高校生――桶川真尋は、今日も今日とて自席でぼんやり過ごしていた。すると、親友の丸山雄太がやってきて………

人の気持ちを理解することがうまくできず、愛情というものもよく分からない――幼少期より“宇宙人コンプレックス”を抱く女子高生、町田菫。そんな彼女が屋上で、ぼんやりと空を眺めていると…

技術集積都市セクター４は巨大複合企業コムサットの管理コンピューター”トリスタン”により運営されている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　産業廃棄物で埋まった侵入禁止区域を徘…

誰もが見たことのある転生シリーズ。悪役、主人公に転生してしまう話。しかし、鈴宮華絵ことメディアが転生したのは前世でやっていた乙女ゲーム「ラブファンタジア」のモブ役だった？！ 前世…

ある日、少女は目覚めた。それまでの記憶が無かったが、薄らぼんやりと覚えていた知識。そして、 ”魔女を皆殺しにする”という理由のわからない目的。 気まぐれで拾った三人の子供をきっ…

診断メーカーをお題にした短編です。 ねー碧音、ぼんやりとしたボディーガードと愛情過多気味の義父が、ゴミの山から「愛」を見つける話書いてー。 https://shindanma…

遠くのぼんやりを見ている「彼女」と、水晶玉を覗きたい「私」の話です。 音に色があります。形があります。質感があります。 味に色があります。形があります。質感があります。 匂いに…

本記事は、F.E.A.R.社より発売されているTRPG「ダブルクロス The 3rd Edition」のキャラクターを作者が作成し、それを晒すだけの代物です。 時たま万人に向けた…

　卒業式を終えると、卒業生たちは各教室に戻され、担任の教師が最後のホームルームをして解散という流れなのだが、俺のクラスの担任はなかなか戻ってこない。俺は卒業式の固い空気で疲れてし…

不器用でまっすぐな男の子と、ちょっとぼんやりの先輩の女の子。 そんな二人が送って来た様々な一コマの末に、迎えられる結実と、終止符の形を、ささやかに見守ってください。 全五話構成。…

姫川かのんは城南大学に通う為に上京してきた大学一年生。 田舎の雰囲気に嫌気が差して上京してきたものの、都会の生活にもそれほど馴染めず、ぼんやりと学生生活を続けていた。 そんなある…

母が、何処からか持って帰って来た炬燵板。その夜に見たものの正体は何か・・・ 世の中の隙間には、人の眼にとまることのない物が、息を詰めてそこにいる。

　やりたいことは大学で見つけたらいいという思いで入学した泰野陽史は、実際はやりたいこともなく、ぼんやりと日々を送っている。 　そんなとき、ふと目にした大学のアルバイト掲示板の隅っ…

「夢を」の書き直しです。だいぶ変わってます。「夢を」は非公開にしましたが、またいずれ公開します。 〉追記：プロローグ消しました。（9/10） 不況の煽りに職を失った私は、心機…

日本語について調べたり、自分なりに考えた読み物です。 あくまでも個人の見解です。内容の正確性は保証できないことをご理解ください。 ぼんやりと辞書を読むことが好きな筆者が、思いつ…

　私がまだ幼い頃に祖母は亡くなりました。 　祖母の記憶はほとんどありません。幼かったからでしょうが、不思議と印象に残っていないのです。 　思い出そうとしても、浮かび上がるのは、ぼ…

　いつもの事さ。 　そう言い聞かせて検査に向かった俺はぼんやりと、待合室でテレビを観ていた。 　流れるのはまだ昼にも遠い午前中らしい、中高年向けののんびりした番組。たまにはこうい…

不器用でまっすぐな男の子と、ちょっとぼんやりの先輩の女の子の、シリーズ８作目。 進路調査に悩む彼女の、ささやかなあれこれ。 単品でもOKですけど、気が向いたら、シリーズの過去作…

名言のように説得力があるわけでもなく 格言のように為になるわけでもなく 空言のように虚ろでもなく 苦言のように益があるわけでもなく 忠言のように諌めることもできず 巧言のように惑…

夜闇の奥にぼんやり映る「何か」。朝同じ場所に来てみればただの三角コーンだった。なんだ、と思うかも知れない。けれどそのときは感じていたはずだ。得体の知れないものへのじりじりした嫌な…