MIRAGE

SF

第1話

もうすぐ夜が明ける。


結局、昨日は一睡もできなかった。


今日、一日で全てが変わってしまうのだ。


住み慣れた部屋、一度も顔をあわせたことのない隣人、


いきつけの店、                 


幾度となく往復した街路、


会社、、、、、。


明日の今頃、私は一体、何処にいるだろう。


いずこのホテルの一室か、


長い夜行列車の中、


あるいは、もう私は終わるのかもしれない、、、、、。



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