「扉の先には」を含む小説

「ようこそ、最果ての園庭へ。君で――1万7217人目の到達者だ」 ごおんという鐘の音が響き、どこまでも真っ白な空間の中、目の前には執務机についたどこか聖職者を思わせるような服装の…

十二月二十三日。 部屋でぼんやりとしていたぼくは、人の気配に気付いた。 開いた扉の先にいたのは、なんとサンタクロース。 一日早く出会ってしまった新人サンタクロースは、煙突のない…

私は、彼と再会した。それは思わぬ再開であった。彼と会うことは少しばかりの驚きがあったが、そんなことは関係ない。私はあの扉の先に行かなくてはならないのだから。

最悪の敵を倒して平和を手に入れたにみえた世界。しかし共通の敵を失ったことで、世界はバランスを失う。エスカレートする紛争、前代未聞の異常気象。ただ希望は残されていた。 先人により…

力無く開けた玄関の扉の先は今日も真っ暗だった。 連日残業続きの会社員は、異世界転生を熱望する。 「カップ麺を作るような、インスタント異世界転生がしたいぜ」 時刻は、11時25…

りゅうおうを倒すため、最終決戦に臨む勇者。しかし玉座の間にはりゅうおうはおらず、代わりに不思議な扉が玉座の後ろにあった。 おそるおそる扉を開けた先には、見たこともない素材で出来た…

山と海に囲まれた町の学校でひそかに活動している部活動がある。 彼らは不思議な扉をくぐり、異世界へ行くことができた。 この話は不思議な扉をくぐった異世界のお話である。

気づいたら異世界転生していたグルナ。離縁された母と祖父母の住む辺境伯領に戻ったら、そこは数年前の他国との戦で細々と暮らす荒れた農地になっていた。何とか復興させて領民にまともな生活…

何があると思いますか？ 主人公には大好きな叔父がいる。 未知こそが素晴らしいと豪語する叔父、彼が突然の失踪を遂げる。 彼の家に足を運んだ、主人公が見たものとは？ 本作品の著…

傭兵が戦場で見つけた扉の先に出会う世界とは・・・！？

亡くなった祖母の部屋にある、鍵がかかった扉。 開くとそこは、一面の花畑。 そして、少女と出会う。

健康診断を受けた私は3階から1階へ行くのにエレベーターに飛び乗りました。そのエレベーターどこかおかしい。押しボタンや階数を表示する場所もありません。私しか乗っていないのに、いつの…

扉の先に待っているのはロマンばかりではないはずだ。開くタイミングや場所、異世界側の受け入れ態勢が揃って、初めて冒険心を擽る異世界ライフが始まるに違いない・・・ この短編集は、そ…

高校二年生の麻希は、自分の意見が言えなかった。 友達との関係に悩む彼女の前に現れたのは、一本の鍵。 その鍵は不思議な扉を開くもので……。 果たして彼女が扉の先で得た答えは？

３話構成のショート作品です。 始まるまでの話で抑揚もなく淡々と進みます。 彼らにとっての世界は、小さな小さな、氷の壁に囲まれた世界。 双子の兄妹は今日も氷の壁に囲まれたその…

カクヨム甲子園(姉妹版)の部門「扉の向こうは不思議な世界」用です。 ゲームは扉の先にある。なんて、考えているんです。 友人と遊ぶゲームは楽しいものでしょう。楽しいですよね？

　代々殺し屋の家系に生まれ、自身も超一流の殺し屋に育った主人公。妻を亡くし、死に場所を求めるかのように仕事に明け暮れる日々。ある日仕事から帰ると居間に妙な扉が佇んでおり、その扉の…

　秋田の男鹿半島に古くから伝わる伝統行事、ナマハゲ。 　鬼の仮面かぶり、藁ミノを纏い、右手には包丁、左手には首桶という――異形の来訪神。ナマハゲは大晦日の晩、各家を巡って泣く子を…

ごく普通の会社員のマリオは、ある日雑踏の中で見かけた謎の青年にどうしようもなく惹かれる。 今まで普通に女性と恋愛をしてきたマリオが開いた新しい扉の先にあるのは…幸せか不幸か。