「和風 旅」を含む小説

（男は皆、自分より弱いおなごが好きなのじゃ） 鬼たちが暮らす鬼雅島（おにがしま）で最強の鬼姫・紫焔（しえん）。 強すぎる所為で、婚約者に浮気をされ、自ら婚約を破棄。 もうこの鬼…

〇どんな話か 海を隔てた遠い島国「恒和国」に憧れるマグノリアは、結婚から逃げて恒和国にやってきた。そこで出会った若い武士との交流で、恒和国で生きていきたいと思うようになる。恋を知…

魍魎…すなわち妖怪。人ならざる者であり、人の魂を喰らう者。女子の姿で在りながら人の魂を喰らう者。人々はこれを『人喰姫-ヒグメ-』と呼んだ。 小さな集落で暮らす『十太郎』は、村一番…

　現代剣豪と呼ばれるまでに剣を極めた前原剣弥は、95歳で家族に看取られ大往生。死後の世界で待っていた女に連れられ、各時代に名を馳せた剣豪達が一堂に会する仮想現実世界に足を踏み入れ…

赤毛の青年、かつて勇者と呼ばれていたエリアル・アンバーは極東の島国の星天諸島を回る。大陸の時と変わらず、食べたり、遊んだり、トラブルに巻き込まれたりする。 ※「元勇者、極東の島…

古代日本架空神×渡来人文化×和洋折衷異世界ファンタジー。 遠慮がちなBL仕様。時々、昔話モード、入ります。 十三の社の神の加護と智慧を求める旅は、青年武人と上皇の落としだねのふ…

海上に浮かぶ魔術都市ハルーン。 この地に住む魔術師たちには、成人の折、魔力の源となる使い魔と契約を交わす風習がある。 魔術の名門であるヴィスアニ家の令嬢マルツィアも、いよいよ成…

　田んぼだらけの田舎に住む少年、征司（まさし）は神主の”じいちゃん”が大好きだった。 　じいちゃんは数多くの人外の話を征司に聞かせてくれた。 　自然に宿る精、山に住まう姫、そ…

両親の葬式時、奇妙な人々が多く詰めかけ、不穏な言葉を吐いては去っていく。雨の降る霊園の前で少女は親戚から毬を受け取る。彼女の名は皐月毬明。その名前の意味を、本人は知らない。果たし…

村の為、千代は、竜を祀る巫女として役割を果たしていた。ある日、旅の武士・清和頼によって千代は化け物から救われ、頼を看護することになる。次第に頼に対し恋心を持つ千代だったが、それは…

本編全十四話を予定。故郷を失った少年が旅を経て自分を得る物語。

「……最初に言ったはずだ。“依頼主”は何があっても守ると」 “あのとき”、死の寸前だったシンガー(女)を助けた情報屋(男)。追っ手たる魔術師の手から逃れるため、二人は世界を転々と…

この国は、各地に、数多の地主神が祀られている。 平時は実りと豊かさをもたらす和魂だが、ときに荒魂となり、災厄をなす。 その荒魂を鎮め、和魂に還す役割を担うのが、巫師と呼ばれる者た…

人と『精霊』が共に在る世紀の話。皇国を旅する青年が訪れた都では、月が美しい夜に大橋を歩くと怪物に生き血を飲まれるという噂がささやかれていた。聞くところによると、大昔に起こったとあ…

ここは、侍の国大倭《タイワ》。 大倭では数多くの侍が自らの理想とする国を作るため 天下を取るために今日も戦いに身を投じていた。 しかし、16歳の武士である風《ふう》は天下取りに …

　中世日本ののどかな山村。村人に愛された一本の桜の木。その桜の木は、周辺を治める豪族の屋敷へ植え替えられてしまう。 　その豪族の屋敷で起きた、怪異と思しき現象。それを聞いた旅の僧…

日本の競争社会に疲れた主人公は、昔助けた亀に連れられて異世界転移した。 そこで打ち出の小づちなどのおとぎ話の神器をほどほどに使って、 恩返しに来た鶴、ふぇありー（仮）、ぶんぶく茶…

リィは山に住んでいたのです。 住んでいたのは、家がないから。 おとうもおかあも、家も、ないから。 だけどリィは、緑の中で毎日、楽しく過ごしていました。 それでも、ある日。 リィ…

熊のような大きな体、いかつい顔、そして不器用で、すぐ何かを壊して周囲に迷惑をかける。その腰には刀は無く、ただ黒い鞘だけがあった。 幼いおネギと共に旅する鴨兵衛は、ゆく先々で何か…

書生の森太郎は、お使いの帰りに夜道を歩いていた。その時、騒がしい声が聞こえてくると、家の塀に上った良家の息女、由乃とで出会う。家出したいという由乃に巻き込まれた森太郎は、誘拐犯と…