魔術の名門家の令嬢として生まれ育ったマルツィアは、成人の慣例に従い使い魔との契約に臨んだものの失敗。魔術都市ハルーンを追い出されてしまう。
追放と聞けば、不幸で可哀想な女性をつい連想してしまいがちですが、主人公のマルツィアはとても前向き。故郷を旅立つことになってしまっても、行先で困ったことがあっても「まぁ、良いか」の一言で立ち直る心の強い少女です。
そんなマルツィアの前に現れた謎の美形。
ここではじまるのはロマンス……!!なのですが、話を聞く限り、どうにもこうにも理解しがたい台詞を並べる青年の正体は神!
大丈夫かな、この人?と、読者も思わずツッコみたくなるところで、なんとこの美形さん、マルツィアとは前世からの繋がりがあって転生を繰り返す度に追い掛けてきたとか……。
ほーん、なるほど。要するに変態さんね!
と、まあこんなかんじでたのしいラブコメがはじまります!!
ちょっと何を言っているのかわからない??それなら番外編まで読むと良いですよ!!
主人公マルツィアの住む魔術都市ハルーンでは、成人の折に使い魔と契約を交わす風習があります。しかしそこでマルツィアは契約に失敗し、都市を追放されることになるのです。
……と、一見、理不尽な追放ものな様子で始まるお話なのですが!
このマルツィア、深刻になりすぎない、元気で前向きな女の子なのです。台詞の端々でそれが表現されていて、物語は軽やかに進みます。
彼女の座右の銘がまた良くて、ホント面白くて可愛いのです!
追放された際の船で運命の出逢いをするのですが、これがまたキャラが濃い……!
超絶美形の青年です。
そしてこの青年、マルツィアが転生する度にどこまでも追いかけてきて共に過ごしたという、ストーカーじみた深すぎる愛を語るのです!
前×?世からの確執を撥ね退けて、二人は再び愛し合えるのか!?
愛の深さに慄き、笑える、まさに輪廻転生ラブコメディ🐜🐜!
お薦めします(^^)!
主人公は、「気弱なのか度胸があるのかわからない」と評される、マルツィア。
魔術の名門ヴィスアニ家から、魔術師の出来損ないが出てしまい、生まれ育った魔術都市ハルーンを追放される。
そうして、故郷から離れる船の上で、男に絡まれて困っていたところを美青年が助けてくれた、のだが……。
その美青年は自らを神と名乗る、ちょっとおかしな人だった――。
という、読者の心を鷲掴みにするキャッチ―さから始まる物語です。
しかも、どうやら美青年の思い込みではなく、竜と宝、そこにまつわる輪廻など、興味をそそられる設定が盛り沢山!
蛇に良く似た神様と、蛇をくまなく嫌う女の子、ここにどういう物語が展開されるのか、今後に大いに期待です!