「文学 時間」を含む小説

※過去作品に加筆修正を行ったリマスター版です。 亡き友人の遺した手紙を届けるために犬山を訪れた私は、漸進していく時間の中でいくつかの出会いを体験する。それらの出会いは私という容…

一日分の出来事しか記憶しておけない少年。 その少年は名前も知らない不思議なお姉さんの元で暮らすことに。 ※完結はしていますが、たまに読み返して少し直したりしていま…

一種の備忘録。数年後に見返して赤面する予定。帝国ホテルで会見したい。

自分の高校の文学部の部誌に寄稿していたものです。特に公開に関して制限はないと聞いていたのですが、なんとなく公開まで時間を開けようと思っていました。それがどうかしたかって、特に何も…

滑り込み失礼します。 ふっとネタが思い付いたので、香鳴裕人様主催企画「同題異話SR -April- 『桜花一片に願いを』」の話を書いてみました。 ２時間程度でひょいっと書いてみた…

時の感じかたは、違う道を歩く人々にとっては、当然異なるのだ。

大学生の青年が一人、墓の前に立つ。 彼は明治生まれの曽祖母、戦中に少女時代を駆け抜けた祖母を想う。 二人との時間を、二人が過ごした過去を思い、その喪失感に苛まれながらただ時の流れ…

投稿された小説にしろyoutubeの動画にしろ、それにかかる時間は五分が適正なんじゃないのか？　なーんて思って書き始めた次第。 ところがその途中で構想途中の小説に引き摺られてし…

昭和2年の夏。 あの夏が来るまでに龍之介と過ごした時間を僕は決して忘れない。 ＜背景＞ 芥川龍之介の膨大な作品の中には、あまり人に知られていないたくさんの魅力的な作品…

ショッキングな光景を目にし混乱するトオルは急いでその場を後にする。 帰路の途中、見知らぬ少女と出会う。「死にたい。だから、殺されたい。」彼女の第一声はトオルを困惑させた。しかしな…

7月5日。菊川高校に通う高校二年生・春野貴也は、同級生・倉敷帆奈に相談を持ちかけられる。それは、一年前に止まってしまった時間を動かし始めた。

蛍光灯には安いという魅力と安心感がある。積み上げた実績もある。 ＬＥＤは新参者でしょ。 信頼を得るにはかなりの時間がいると思うよ。だって高いもん。

偉い学者が、科学的根拠を踏まえて言った。 「人間の寿命は皆平等であり、それは活動している時間で46万７千２百だ。つまり、1日8時間の睡眠をとる人間ならばおよそ80年と言うことにな…

2016年11月23日に開催された、文学フリマ東京にて頒布した創作小説同人誌の全文です。百合描写を多く含みます。 社会人女性ふたりが友人を訪ねて小旅行する話 主人公が同性の恋人を…

ある科学者がタイムリープマシンを作るお話です。 短編。

退屈な日々にアクビばかりしている高校生の貴晶は、不思議な夢を見たある日、不思議なペンダントを身に着けた少女――光朔之（ヒカリサクノ）と出会う。 授業をサボって遊びに出かけようとい…

世界をぼかすような白い粒。私にとって、ホワイトクリスマスはいつの時代も特別だった。 今年は雪、積もるかな？

大学のゼミの教授とぐずぐずの不倫が続いていたわたしはある日、パーティー会場の隅で美しいひとに声をかけられる。 「ねえ、俺とデートしない？」 初めて出会った女装男子との、不思議な…

　高校生の泉浩介は文芸部の部室で一冊の古いノートを見つける。そのノートは過去と未来を行き来する不思議な力を持っていた……。

　お待ちください。どうぞ、お待ちください。 　妾の姿が見えてらっしゃるんでしょう？　妾の声が聞こえていらっしゃるんでしょう？　どうか行かないで。どうか話を聞いてくださいまし。 　…