「妖怪 あやかし」を含む小説

現代にも人間に化け、何食わぬ顔で社会に紛れ込み生活している「あやかし」たちがいる。幼い頃からそんな者たちが見えるおかげで、恋も仕事も失敗だらけの福来てまり。お人好しの彼女は、たっ…

庚申の日は寝てはならぬ。腹の中の虫が、寝ている間に天に昇って、寿命を縮めるから――それが庚申待。大泥棒の熊坂は、ひとりで寝ずの番を決め込むが、結局グウグウ寝てしまう。その腹の中に…

源頼政の母は、息子の立身出世と政敵である清盛の死を、故郷の赤蔵ヶ池に祈願していた。しかし満願の三十三日目、母は恐ろしい姿をした化物へと変わってしまう。即座に死を想う母だったが、自…

平安時代末期、武者の世になりつつある日ノ本の闇に生きる木ノ葉天狗の白狼。彼は西海からの帰り、誤って別の山に入り込んでしまう。そこで彼を迎えたは、山に棲む鬼ども。場違いな天狗を交え…

生臭坊主である隆光は、山姥の悪霊と化したその女に追われ、絶対絶命のピンチを迎える。手元にある武器は死んだ父親から送られた三枚のお札。生き延びることはできるのか！？

【 死亡お遊戯 】 それは人間を舐めきった妖怪娘ばかりが在籍する風俗店、アヤカシ屋のスペシャルコースの名称だ。 五重塔の各層に待ち受ける妖怪娘を倒し、上階へ登るシンプルなルール…

小学四年生の男の子、影森翔太はおばあちゃんの家から帰る途中に間違えて妖怪列車に乗ってしまった！ たくさんの妖怪に囲まれて日本中を旅行！？人情味あふれるドタバタ珍道中！ 202…

私のおじさんは変わっている。いつも一人で古い本を読んで、よくわからない古い木片を抱えて、つくもがみとかいう妖怪をつくるなんて言う。でも、私はそんなおじさんが嫌いじゃない。 おじさ…

少女・近藤京香は、生き返った。 猫又が死人を跨ぐと起き上がる。そんな不思議な力のために。 剣士・沖田総司は、生き返った。 猫又がある人との約束を守ったため。そんな小さな願いのため…

　どこにでもいる小学五年生の女の子、源ひかりは、ある日小学校の図書室で奇妙な書物を見つける。 　それはモノノケ帳と呼ばれる封印の書で、悪行ばかり働いていた妖怪たちを封じていた…

生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて――そして終わる。 九割以上を生に埋め尽くされた死の話。 なるべくしてなった。 こうであるべき物語だった。 途轍もなく中途半…

「祓い屋見習いと半妖の雪女」×「眠れぬ夜は呪いのせい」クロスオーバー番外編。 もしも、雪乃とはぐれてしまった雪兎と、あやかしが見える少年・光が出会ったら…… 本編はこちら…

　常磐航太は化物に追いかけられていた。 　やがて、追い詰められて、死を覚悟したとき、金髪で刀を携えた少女がいきなり現れて……。 　現代が舞台のあやかしバトルストーリー！

主人公の女性は、佐渡島を旅行した際に、ある石碑を侮った。 それがために見上げ入道という妖怪につけ狙われ、一緒に旅をしていた彼氏を叩き殺されてしまう。 その妖怪は、日にちをかけてじ…

三匹の鎌鼬をペットにした女性。ほっこりしたら可愛いけど、冷静になると怖い、そんな観察録。

ちょっとばかし大きすぎる犬小屋。 そこで生まれてしまった座敷童と、一匹の犬のお話。

時は慶長十四年、西暦にして1609年。駿河国の駿府城に、手足が生えた肉の塊のようなあやかしが現れた。 侍たちはあやかしを捕らえようとするが、パルクールめいた機動力のあやかしにてん…

古い神々と諸仏が共存する、紀伊・和歌山。 この地にある遺跡・寺社・美術品等の「文化財」の中には、あやかし達への結界として機能しているものも多いのです。 そして、そんな結界文化…

昼から夜に移り変わる逢魔が時。別名、大禍時に潜む妖達は文明が発展するにつれ、人工の光に追いやられ、忘れ去られていった。そして、宇宙時代、人の記憶や語り等というあやふやなモノに己の…