「心理 小説」を含む小説

古本に挟まれていたレシートが、故郷の阿賀流村に真人を導いた。 「ラプラスの悪魔」を生むという装置を地底湖で見い出した真人に、怪人組織が迫る。 逃避行の舞台は東京神田、そして北九州…

夕暮れ時の暖かい日差し、学校帰りの学生が家路へ急ぐ時間帯に、三人の家族が楽しそうに歩きながら会話をしている光景が見える。 高校一年生の葵と小学三年生の葵の心理描写重視の小説です。…

FBI捜査官エディー・スミスと華人の女鈴麗(リンリー)、そして犯人が繰り広げる心理描写重視ミステリー小説です。

資本主義崩壊後の近未来。 一極化した資本は行き先を失って暴走し、 「人狼サッカー」なる珍妙な競技を生み出した。 サッカーでの勝利と名誉を取るか、 それとも人狼ゲームでの莫大な…

※角川文庫『働くヒト小説コンテスト』および富士見書房『富士見ノベル大賞』の途中選考まで進んだ作品を全面改稿したものです。 ＊ ボクは保健室の湯島泪（ゆしまルイ）先生が好きだ。…

「好きです」 その一言が、私の世界を、景色を変えた。 何事にも無関心。無難に何でもこなし、人付き合いも問題なし。けれど、いつものつまらない日常の中を過ごして漠然とした正体のわから…

ベリー類の果実をハンドルネームに持つ、グループチャットの仲間たち十二名が、オフ会の場ではじめて相見えることになった。題して『第一回ミックスベリー・オフ会』。一堂に会した参加者たち…

　拝啓　秋涼のみぎり、警察の皆様におかれましては、日々犯罪捜査、治安維持へのご尽力、心よりねぎらい申し上げます。 　五十谷（いそや）にて伊藤が、炉端町（ろばたちょう）にて六田（ろ…

短編小説です。 タロット占いに縋るしかなかった少女は成長して再び愛した男に出会うー それはどのような運命なのか。 その運命の意味することは読み手にとって変わるはずです。復讐なのか…

『古書・月下美人』を営む月下藍士は、本好きの愛すべき好青年。平凡に見える彼は実は本に関してだけは霊感が働いた。友人の中条英の弟、頼を実の弟のように可愛がっているが、皮肉屋の頼はい…

　これは、右手が勝手に死者の言葉を書き記すようになってしまったアンドロイドの物語。 　※タイトルの「オートマティスム」は心理学用語で「自動筆記」の意。何か別の存在に憑依されるて…

二人の美人姉妹。姉の陽子がある日突然失踪してしまった。 妹の紗季は姉陽子の恋人又吉と姉探しに出かけるのだが、その姉探しの旅に秘められた甘く切ない秘密とは何か。 初心な小説家の卵又…

掌編から短編小説を掲載していきます。人の心に寄り添うように、また、物語と会話するように楽しんで頂けたら幸いです。

異常心理・性的倒錯の擬人化というテーマで話を書いていくシリーズです。 こんなテーマですが、基本的には童話をイメージした前向きな話を目指しています。しかしテーマがテーマなので、残酷…

紫花（しばな）陽介はボッチの高校生。彼の趣味と特技は人間観察だ。そんな彼に紹介されたバイトは人助けだった。依頼に来るのは一癖二癖ある人ばかり。そんな人達を観察しながら陽介は何を思…

　持論を語る先生と私の、小さなお話。

「おはよう」 　俺は誰もいない部屋の中で、電波ソングを奏でるスマホに起こされて目を覚ました。俺は現在１人暮らししているので、俺を起こしてくれる便利な妹（あるいは幼なじみ？）的な概…

西暦201X年世界で安全な国と呼ばれる日本でも、近年では世界各国と同じぐらいの異常犯罪が蔓延るようになり世界で安全な国と呼ばれる事が無くなり世界で危険な国と呼ばれるようになった。…

男は河原で壺を拾った。つい持ち帰ったそれを眺めながら、男は「壷中天あり」の妄想を膨らませ、空想の世界に遊ぶのだが―― 大正・昭和の筆致で描く、和の一人称心理ホラー。 ----…

｢壱章／人斬り｣ 日本の幕末を舞台にして宿命を紡いだ時代劇。 ｢弐章／英雄｣ 遥か未来、とある星の戦争を描いたファンタジー。 ｢参章／死望者｣ 現代の死を望む若者の心理描写を…