壱章のような本格的な時代物は描くのが非常に大変だと思いますが、このご作品は全く違和感の感じられない文章でした。語り部が良かったんだととらえています。そして私は参章が気に入りました。相良義実という男性が飛び降り自殺しようとするお話ですね。彼の背景描写がグッドでした。ただ、字下げがないのと一文が長くなってしまっている箇所があったので、読みやすさの点を考慮して★2とさせていただきます。