「噺」を含む小説

新年に向けてのご挨拶代わりの短編です。 身内用っちゃ身内用ですが、特に身内ネタとかではございません。 新年、明けましておめでとうございます。

隕石落下、地球滅亡……あと五分で終わる新婚夫婦のお話。

　出来損ないの御伽噺。 　死に損ないのトウェンティ・トウェンティ。 　デュースは続くよ、どこまでも。 　デュースは続くの？これからも？ 　終わらせるのはワンツースリー。 　…

タイトルはノリで書いたけど、霊感は一切ありません。ビビりには見えないを信じている。そもそも、怪談噺的なのが好きであって、ブシュアアアッ！が平気なだけ。あんまりスッパンされるのは拒…

氷蓋に覆われた国、空に浮かぶ浮遊島、海淵に眠る海底都市、そんな御伽噺が存在する未だ全容の分からない未開の地であるこの世界。 これはそんな世界で同胞を探す竜と、その姉である少女がそ…

　整序されたカオスで、彼らは何を選ぶのだろうか。 　二万年前、かつて鉄と火と言霊の文明が栄えていた地球は、その持ちうる文明すべてを自壊に尽くした。そこかしこに火が満ち、爆炎は星…

魔女の呪いや日中の眠気にもめげず、七人の仲間と楽しく森で過ごしていた睡人(ねむと)。 ある日、お城から逃げてきた白雪という名の姫に一目惚れしてしまう。 森の集落で仲良く暮らしはじ…

花には特別な力があり、お気に入りの人間にその不思議な能力を「祝福」として貸してくれる…御伽噺でも何でもなく、そんな事実がある世界の話です。 ○変わった常識が存在する現代っぽい世…

伝説の錬金術師。 御伽噺に出てくる英雄であり、人々の暮らしを豊かにする賢者であり、ありとあらゆる病を癒す薬を作る聖人の如き存在である。 しかし、御伽噺の世界にしか居ないはずの伝説…

ベアトリクス・オルローブは魔女である。 ある時、薬の材料を採取に行った帰りのこと。 救援信号である光の玉が打ち上がるのを見たベアトリクスは現場に向かう。 そこには魔獣討伐に向…

これまで執筆した古今東西、ジャンル様々なショート・ショートな物語（掌篇、小噺、短編）を、ここにまとめて、ちょびちょびと投稿していく予定です。 箸休め的にご拝読いただければ幸いです…

身近な怖い噺（はなし）の短編集。 話は繋がっておりませんので、気になったタイトルを開いてみて下さい。 怪談・怪異愛好家の私が伝え聞いた、怖くて、奇妙で、明日あなたが出会うかもしれ…

　行商人を襲う盗賊団が出没するようになった。それを排除しようと貴族が傭兵団を派遣する。 　中世では日常的に起こるそんな些細な出来事から事態は大事件へと発展していく。 　その渦中、…

神学者のアンセルムは、自分の論文に興味を持ったという手紙を受け取り、古い屋敷に住まう女性を訪ねた。 彼女は全身を黒いドレスで覆い、喪服のように顔まで黒いヴェールで覆っていた。まる…

ほんの小さな小噺です。 幼い幼い女の子が、誰かを待っている話。

海に浮かぶ島国、アウトリカ王国 200年以上の間平穏を守り続けたこの王国で突如開戦が宣言される。 その宣言の日は偶然にも主人公イアン達が正式に軍に所属するその日だった。 一般に…

カクヨムWeb小説短編賞2021【短編小説部門】 　　　☆短編賞☆を受賞致しました　読み切りでコミカライズします！ （満月の晩に泉にいるのは鶴ばかり） それは誰もが幼い頃から繰…

2060年代、仮想現実システム「YOMI」の実装により、意識をデータ化した故人と再会出来るサービスが開発され、人類は電子の世界で事実上の不死を成し遂げた。 だが利用者の間で徐々に…

自主企画参加作品。800文字以内で終わる超常な日常話。 ねじ式のように乖離した事象を脈絡なく羅列する形式でなく、ストーリーがあるようで「だから、何やねん？」とツッコミたくなるよう…