「宙」を含む小説

『本日はご搭乗いただき、誠にありがとうございます。賢者の海宙港発アストライア航宙1845便、まもなく地球大樹公園宙港へ向けて離陸致します。シートベルトをご着用の上、今暫くお待ち下…

くれぐれも、目的と手段をはき違えてはいけないよ。飲み込まれてしまえば、取り返しがつかなくなるからね。

俺に不幸があるたび、出会う彼女。 約四年に一度、出会う彼女。 宙のかなたで花開いた、小さな物語。

今日もどこかの中継衛星をジャックして、ゴキゲンな海賊放送を流す謎のDJレオン。 番組に届くリクエストは謎めいていて……？ ※創作サークル『空想工房』会誌『カケラ Vol.03…

高校最初の夏、夏休み前日。 上代一は宙に放り出されていた。 繰り返される日々。繰り返される殺人。 その果てに世界は平和を手に入れる。

近未来。 『空ペンシル』という宙に字を書けるというアイテムが生まれた。 その事で引き起こされる様々な人間模様をお楽しみください。 『心』シリーズとしての連作。

大切な宙水浴へ行く約束をした日に、たんぽぽ酒の飲み過ぎで入院した「私」は、「彼女」と病院の中庭で海水浴を楽しみ、お医者様に怒られます。

何でも1人で済ませてしまう完璧系配信者宙(そら)のマネージャーとして配信をサポートすることになったのは私、蒼乃(その) 1人でこなせてしまう彼だから私なんて必要ないんじゃないかな…

研究所に来た古い巻物。私はそれを解読していた。話の内容は十二干支についてだ。 　「順番についた人からその年の王にしてやる」 そうして干支が始まった。誰しもが知っている話だ。 　…

カピタ　『無敵会社ベルテデロインダストリー』の社長。ゴミ捨て場から知恵と拳と寿命でベルテデロを手中に収めた野心家。自称全宇宙最強無敵の自律人形。 キミヤ　『（無）ベルテデロ…

第一回こむら川小説大賞参加作です。

退屈だ。 全てはその一言から始まった。 退屈そうな少女が出会ったのは、宙に浮く不思議な少年。 その少年に出会った事で、少女の世界は変わる…

　大学一年のトーマにとって、明日から初の夏休みという日の晩。 　降りしきる雨の中、夜空から幼い少女が降ってきた。 　トーマは少女を家に連れ帰り、幼馴染のユズルに相談した。 　美…

「キャプテン」それは超人である。 「船」とわかたれ難い絆で繋がれた彼らは、エーテル満ちるこの宇宙の特異点だ。 物理法則を片手で捻ってジャーマンスープレックスできる彼らは、心のま…

　高宮光≪たかみやひかる≫は何かの病気で長い間、眠っていた。目覚めたら世界がウイルスによって大変な事が起きていると説明される。そして、自分を含むここに居る人達はウイルスに犯され…

飛ぶ手にまつわる家族と国の大河小説を書こうとしましたが、構想が膨らむばかりで文章は縮こまり、未完成に終わりました。

晩冬。黄昏時。 あなたがわたしの名前をそっと宙へなぞる。 「かおり、」 上気した頬は今この瞬間、わたしだけのものだ。 「証を刻んでも、いいですか」 いいよ、と掠れた声でわたしが頷…

＿＿＿その日は汗が頬を伝るほど暑い日が差していた。夏休みという名にも関わらず学校で勉強している自分があほくさくなった美雨（みう）は玄関先へ向かった。すると金髪のクラスメイト、宙（…

宇宙に進出した人間の文明を、銀河帝国が統べるようになった世界。 帝国に反旗を翻した反乱軍は、劣勢の中でも戦いを続けていた。 多くの惑星で、宇宙の片隅で、様…

宙舞う星は何処へ向かう。 大切なものを失った男はただ進む。 それしか知らない。それしかできない。 間違っているのは己か、それとも世界か。 混沌の時代が幕開けた――