「家族とは……？」を含む小説

2022年 第49回明石市文芸祭にて実行委員会賞受賞 短編小説

ランドセルに慣れた頃、迎えた家族。大好きなお菓子の名前を付けた犬と、幸せな日々を送っていた。約10年の時を共に過ごしたが――。他サイトコンテスト参加作の改稿版です。

久しぶりに実家に帰省した。 祖父の様子がおかしいと、父から連絡があったからだ。 ほとんどの時間を自室に篭りっきりになり、家族との会話もほとんどなくなってしまったという。 その…

　本屋の主人と元妻の話です （KAC20237「お題：いいわけ」参加） ※短話連作ぽくいくつか続いています ・#1 坂の上の本屋には父がいる ・#2 坂の上の本屋にはバイトが…

祖父　三日月宗近 祖母　滝女郎 父　次元大介 母　香野麻実 長女　硯川・e・涙香 次女　来ヶ谷唯湖 三女　いちご←(田代) 妻　甘寧 まあ、私が家族とイチャイチャするだけの…

主人公のリリアには、優しい両親、多くの兄弟という新しい家族いた。 末っ子であり、年の離れて生まれてきたため、7歳にして両親と主人公だけの暮らしになるのだったが…。

日課通りに窓を開いた私の目には、いつも『彼』の姿が見えていた。 毎日同じ場所、同じ時間に現れる『彼』は、今日も同じ場所を見上げている。 それは、私も同じで――― 『彼』と私。 共…

新幹線に乗っていた鎌田は、小学生に話しかけられる。彼は母親に内緒で父親に会いにいくところだという。 KAC20237お題「いいわけ」参加作品です。

皇太子妃であり聖女と呼ばれたロクサーヌの生まれ変わりらしい俺。聖女を迎えに行くとの連絡に、姉たちに女装させられてしまう。 どうなる、俺。

こちらはKAC２０２３の第７回目の題材「いいわけ」をテーマにした賀来家の日常です。 今回はペットである、「ラッキー」の物語です。 ぴったり７７７文字で書いてみました。

お姉ちゃんが大嫌いな私。比べられることがとっても嫌。そんなお姉ちゃんが浮かない顔をしている。それはもっと嫌。だから手作りのプレゼントをあげたけど、上手く作れなくて………。

元主人の話です。家族よりも車を大事にしていた人でした。

日々を研究室で過ごす僕の家族とも言える、カメレオンのモルが、僕のうっかりで居なくなってしまった。 探すためには外に出なければならない、でも、外に出るのは怖い。 引きこもりの研究者…

「何かあったら、いつでも連絡くださいね」 「何もないわよ、心配しないで」 「何か」が起きたのは、それから一年後のことだった。 他人になれないからこそ、生まれるひずみ。わけもなく…

【KAC2023参加作】迷惑動画、自分の子供たちが加害者にならないか心配する両親。親の心子知らず。

高校時代から付き合ってきたカノジョの〈成実〉と、一年後に結婚式をあげる予定のＯＬ〈詩音里〉。そんな彼女が、疎遠になっていたお兄ちゃんに電話をする話。

　加藤貴大は早くに両親を事故で亡くし、兄と二人暮らしをしていた。その兄の裕貴が結婚することになり、兄のお嫁・理彩さんと娘の時雨と住むことになる。その時雨は同級生で、春から同じ高校…

第三次世界大戦の結果、地球は死に絶えた。 そこから千年。お父さんの青（せい）は蘇る。人体クローニングにより。 そして最愛の妻、鳳（ほう）と娘の朱雀（すざく）を蘇らせるが… ふたり…

KAC2023参加作品です。 第7回お題「いいわけ」より 息子がバイクで事故ったらしい。 怪我はたいしたことなかったらしいが、なんだか様子がおかしい。

公園のベンチに、仕事一筋に生きてきた男が一人。 仕事を辞めたいま彼は何もすることがない。 家族とも何を話せばよいのか分からない。 趣味もない。友人もいない。 着る必要のなくなった…