「＃卵」を含む小説

『痾辟蟲《アメムシ》』なるモノは、ヒトの身体に卵を植え付ける禍々物《マガモノ》の中の一種であり、身体の内側からソレに喰われると、やがて人間は、ヒトならざるマガモノへと変わる。

柏木渚はしがない女性会社員。取引先との重要な会議がある日に、よりにもよって卵を被ってしまった。呆然としていると鳴り響く携帯、普段の真面目な態度から遅刻するはずもないと信じ切ってい…

鞠沙と翔太が同棲を始めてから2年になる。 順調に共同生活は進んでいた。 しかし、今日は鞠沙の様子が少し変だった。 翔太はそれを朝ご飯の目玉焼きから感じていた。

同じ材料、同じ工程。 出来上がったものは同じ――ように見えても、名前は違う。

　卵を容器に割り入れてよく溶き、熱したフライパンでかき混ぜながら焼く。 難しいことは何一つない料理だが、作ってから食べるまでに個性がよく出る。 　卵は何個使うか、調味料は混ぜて焼…

少女が少年のために卵料理を作る話です。

とある日曜日。お昼ご飯はなにがいい？　と、娘の真奈に訊いた話。

とあるワイバーン乗りの青年は本を専門に扱っていた。

この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」 この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千…

ある秋の日、「僕」の頭に激突してきた桜色の大福――自称宇宙人の卵。成り行きから彼女の夏休みの宿題を手伝うことになった「僕」は、たまたまその場に居合わせたアヤノさん、後輩のナナセ、…

　少年キールは母親譲りの可愛らしい顔つきをしていてよく女の子に間違われていた。そんなキールは男らしくなりたい願い、冒険がてら森を散策する。そこで魔獣も現れない森の先で一体のドラゴ…

　日本霊異記の中巻第十二『蟹と蛙との命を贖ひて放生し、現報に蟹に助けらえし縁』を完全に読み違えた人の捏造です。あまり含意はありません。 　※今回は筋自体は原作に添いましたが、キャ…

彼女こそが「沼らせ」の女帝。 大妖怪 玉藻の前 が令和の日本に蘇った！ あなや、全ての日本人は彼女に貢ぎ尽くして干乾しとなってしまうのか！？　立ち向かえるのは、陰陽師か、法力僧か…

　５月のある日、部活をサボった吉川ハルトはそのまま帰宅する事にした。その日もいつもと変わらない日常で、何事もなく普通に帰れるはずだった。 　しかし、この日の彼はいつもとほんの少し…

貴族の端くれで学者の卵でもあるエヴァンは、家計は苦しいが家族と平穏に暮らしていた。そんなある夜、奇妙な服の男ラモンが訪れ、世界が滅びると言うとエヴァンにそれを救ってほしいと頼んで…

一文字のタイトルの小説は久しぶりです。 長たらしいタイトルより、小説という感じがするかもです。 こだわり持っているわけではないですが、楽しい書き方です。

25年前、国内最強の剣士を決めるジュニア大会で優勝という栄えある称号を得たディア。そこから華々しい未来が待っているのものだと思っていたが……。 同じようなエリート揃いの騎士団のな…

「ま…魔法少女になって僕と一緒に世界一のVチューバーになろうよ」 魔法少女たちのナビゲーション役を務める守護獣「マネ」は第一声を盛大にやらかした。 魔法少女の卵となる少女の羽渡…

昔々のある王国のお話でございます。 「余は目玉焼きが食べたい」と申したのが全ての始まりでした。 それもニワトリに限らずありとあらゆる生き物の卵の目玉焼きです。 お触れを目にした国…