「短編 夏」を含む小説

みんなの委員長こと海堂水月と不思議な少年との出会いから始まる、青春ラブコメ。 海堂 水月（カイドウ ミツキ） 高校2年生 先生や同級生から頼りにされる"みんなの委員長" 山口…

あなたとは、なんてことない会話をする関係。でも実は、私の心の中で、赤い感情が渦巻いていた。 未来のために、縋らない。だけど、私は、ひたすら過去に縋りついて、あることを願う――。 …

格好良くて、優しい友だちのお兄ちゃんのことが気になっていたある夏の日。皆に内緒でしたコト。

　１月１３日。野口星未は、友達の松永夏夜、元ファミレスのバイト仲間の奈良田完と予備校の体験入学に参加した。 　クリスマスのドタキャン騒動を乗り越えた夏夜と星未の物語、ひとまずの区…

　三十五度の気温を越える夏のある日。立ち眩みを覚えた瞬間から、柑次の世界は変わっていた。　 　一人暮らしの部屋の中に現れた、もう一人の自分。彼は柑次に剣を突き付けて言った。「心ノ…

学校のみんなから距離を置かれている北村雫。その夏、僕は彼女の家にあるという「劇場」が気になっていた。いつかそこを訪れてみたいという、ささやかなようで大それた夢。そして彼女にも一つ…

高校二年の夏。 学校に慣れた学生たちは親しい友人、また恋人と近づく夏休みに思いを馳せる。そんなリア充たちとはかけ離れた存在…自称低スペック高校生こと佐竹克治は決意を新たにする。 …

　夏夜は友人の星未と初詣に行き、中学時代の同級生、暖と再会する。３人でファミレスに行った夏美は、隣の席の男が去年マッチングアプリで付き合ってドタキャンされた男だと気づく。 「ク…

僕の馬、それは青毛の牝馬スールソレアード。いよいよ待ちに待ったデビューを迎える。 といっても、僕は３０歳の普通のサラリーマン。アパート暮らしの独身だ。馬主になれるような資力はな…

ある夏の日、とある田舎町の何でもない普通の一軒家の軒先から、外に向けて必死になって団扇を仰ぐおっさんが居た。 滝のような汗を流しながら、自分では無く外へ向けて扇いでいる男。 あま…

普通の男子高校生、蒼依（アオイ）朝陽（アサヒ）は、幼なじみの女の子、意（ココロ）風夏（フーカ）に恋心を抱いている。しかし彼女とは高校が別で、もう会うことなんてないと思っていた。 …

ある夏の日に見かけた、一軒の小さな食堂。表に張り付けてあるPOPで始められていたものは、冷やし中華ではなく冷やしゾンビだった――という、少し不思議な夢の話。

【あらすじ】 高校二年生の樹（いつき）は陸上部の新人戦地区予選当日、寝坊して大慌てで開催会場の陸上競技場を目指す。 樹にはどうしても出場しなければならない種目と理由があった。 …

雨やどりした木の下で彼と出会った 彼と過ごす一週間は、とてつもなく輝いて 忘れられない一週間 忘れたくない一週間 逃げてばかりの僕に、彼の言葉が響く

僕、西条ナギトは世間の嫌われものの少女と運命を歪めるほどの出会いをした。 けれど僕はあいも変わらず逃げ続けるばかりで、少女がなぜ嫌われているのか、どうして虐げられているのかなんて…

以前書いた『スィートメモリー』シリーズの、スピンオフです。 見た目の美しさで身を固め、相手のステータスで付き合う相手を選んできた美香。30代半ば近くになっても、その姿勢を変えれ…

小さなズレからすれ違いを生んでしまった春海《はるか》と夏純《かすみ》。 「別れ」というひとつの結論を出すことにしたふたりは、恋人同士としての最後の時間を過ごしていた。

「開始コドンって知ってる？」 ベランダで一人佇む僕に向かって、隣の部屋に住むお姉ちゃんはいつもよくわからない呪文のようなことを言ってくる。 それがなんなのか、聞いたり考えているう…

　去年のクリスマスに恋人にドタキャンされた高校生、夏夜。友人の星未と初詣に来た夏夜は、中学校のクラスメイト、暖と意外な再会を果たす。『クリスマスケーキとクリスマスツリー』の後日譚…