晩夏

【あらすじ】
高校二年生の樹（いつき）は陸上部の新人戦地区予選当日、寝坊して大慌てで開催会場の陸上競技場を目指す。
樹にはどうしても出場しなければならない種目と理由があった。

一方、競技場に隣接する運動公園前のバス停付近には、バイク事故で死んだ男の幽霊が出ると噂されていた。

そんな子供騙しの怪談など信じていない樹は、急いだ甲斐もあり定刻までに運動公園まで辿り着いた。
バス停前を通り過ぎ競技場に入ろうとしたその時、とんでもない運命の悪戯が樹を待ち受ける——


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