「初恋 カクヨムオンリー」を含む小説

高校生になった小春は、生まれて初めて恋をした。相手は、隣の席のおぼろくん。 片想いに胸を焦がす小春だったが、ある日の放課後、女装をして淑やかに歩くおぼろくんの姿を目撃してしまって…

憧れの幼馴染と共に青春を過ごしたい。 僕の抱いた理想は奇跡を起こした。 しかし残酷にも、彼女の手に触レ得る事は出来なかった。 ファミ通文庫×カクヨム「僕とキミの15センチ」短編…

とある公立高校の旧校舎。築90年の「緑陽館」を舞台に、人知れず始まって終わった、ひそやかな初恋の物語。 読んでいて、２回くらい「あれっ？」となってもらえるのでは……と思います。

春の身体測定で身長が三センチ縮んでいることに気付いた小島ミオは、友人の芦原チナミに促され、学校一オカルトに詳しい不良の佐伯アクマに相談を持ち掛ける。 アクマはそれは『１５の悪魔』…

「恵みの雨だよ」 　出かけられない恨みの雨のことを貴方はそう言った。 　あの日から雨の日が好きになった。 　貴方に会えなくなった今も雨が降ると嬉しい。 　貴方が…… 　逢…

カナデは中学生になった。 僕はまだ小学生のまま……

わたしにはやり直したい後悔していることがある‥ 中学の頃に仲が良かった智史がずっと好きだった。 初恋だった‥お互いを想い合って、信頼して、強い絆で結ばれていると思ってた。 わたし…

「僕」の初恋の相手は、古い洋館に住む美しい女性。 英国の哲学者ジェレミー･ベンサムが自ら標本になった話を聞き、あることに気がついてしまう…

◆『醒なる美舞☆玲の愛』の初めての２・１４のお話。明日がバレンタインデーなのに、辛党美舞はチョコに悩まされる。 そこに、相談相手が。 チョコをあげる真実とは？ 旅立ちの意味を込め…

　異世界や魔法の概念を根本から再定義した、 　アウトローでマイノリティな読者におくる 　クトゥルフ神話的リプレイ小説。　 【あらすじ】 　生まれて間もなく捨てられた少年は、ひ…

北海道檜山郡江差町では毎年夏になると町をあげてのお祭りが開かれる。 姥神大神宮渡御祭と呼ばれるその祭の期間には、 日本中から江差出身者とその家族が集まってきて、 普段静かなこの…

（第18回角川ビーンズ小説大賞で最終選考候補作となったときのものをそのまま再公開しています） 妃選びのため隣国を訪れた、世継ぎの王子マルタレクス。 彼が再会を心待ちにしていたの…

今年で第６０回を迎えた「東京高円寺阿波おどり」。 ＂高円寺が一番熱くなる２日間＂として開催されるお祭りは、約１万人の踊り手と１００万人を超す観客が織りなす、東京の夏の風物詩。 …

　道重守は夏休みに一人遊んでいると穴―防空壕を発見する。 　防空壕で転寝をしていた守の前にみち子と名乗る女の子が声をかける。 　互いに惹かれ合う二人の前には壮絶な苦難が待ち構えて…

「光、俺を君の隣に居させて下さい」 　頭を下げた。 　手を差し出した。 　答えを聞く覚悟は出来ているけれど、やっぱり少し怖かったから。 　俺は光の返答をじっと待つ。 　最早俺…

普通の高校生、スーちゃんと足元が透けている青年、トーゴ。 ふたりが死ぬこと、生きることに向き合った一年間。

行火否人《あんか いなひと》、１７歳の夏。 彼は森の中で、現代を生きる白き魔女と再会する―― 呪詛、願い、嫉妬、正義――幾つもの想いが錯綜する、ひと夏の青春の中で、少年は失っ…

部活をサボったことを誤魔化すために、僕は夏の日の午後、公園に行った。 座れそうなのは、麦わら帽子をかぶったお姉さんの横だけ。 僕は勇気を出して、そのお姉さんの隣に座った。 お姉…

僕が五歳の時に、メイド型ロボットが家にやってきた。 彼女はよく笑って、よく泣いて、明るくて、陽だまりみたいな存在だったんだ。 500字ほどのサラリと読めるお話。

幼い頃から大切に守ってきたはずの世界は、一瞬にして消え去ってしまった。 ある日、絶望する青年の前に現れた不思議な少女はこう言った。 「その命、わたしに預けてみませんか？」 ひ…