概要

ある青年と幼馴染の運命を決めた一夜の物語
「光、俺を君の隣に居させて下さい」

 頭を下げた。
 手を差し出した。
 答えを聞く覚悟は出来ているけれど、やっぱり少し怖かったから。

 俺は光の返答をじっと待つ。
 最早俺にはそれが一瞬なのか、一秒なのか、一分なのか。
 それすらも分からない。
 ただ酷く、心臓の音が煩さかった。
 けれども、遂に口は開かれる。俺の待ち時間は呆気なく終わりを迎える。
 
 「お断りします」

 ただ一言。
 俺が最も恐れていた答えで、幕は開けた。
  • 完結済1
  • 9,006文字
  • 更新
  • @hiyokunorenre

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