「日常 夏」を含む小説

良く言って長閑､悪く言って何もない｡ そんな小さな田舎で､真っ白な自称付喪神の君と真っ黒な普通の僕は出逢った｡ 同い年みたいな言動で何処か抜けている君との､きっと終わることが無…

暑い夏を表現するために、クーラーガンガンにつけて布団にくるまりながら書きました。 これでどんなに涼しい場所にいても夏の暑さを感じることが出来ます。 私は自分が天才すぎて恐ろしいで…

小学生の星成くるみ（セナクルミ：私）は五年間、親の仕事をきっかけにアメリカへ移住する。 ごく普通の生活を送っていたはずなのに、六回も転校を繰り返すなんて……。 毎年環境が変わ…

ナイトステップ続編。 前作でサポート役だった梶山 糾（ただし）に起こる異変を、主人公である碓氷（うすい）修哉が解決しようと奮闘する日常ホラー。 本来、梶山 糾は生命力が強く、…

熱くて寝ようにも寝付けないそんな夜。ベットで何度も寝返りを打っていたら同棲している彼女で雪女でもある凛が心配そうにある一言を言ってきて……

「私はただ待っているの。電車が来ようが、来まいが」 夏休みに訪れた田舎町にある廃駅で、僕はある女性と出会った。彼女はそこで何かを待っていて、僕はその横で絵を描いている。静かで心地…

――今日もまた、神秘と幻想が死んでゆく。 日常の風景に霞むファンタジー。そんな幻想を描きつつ、どこまでも現実を知らしめる夏にぴったりな風情の純文学の短編です。

花火の意味を知った時、私は兄に対するとある想いを手放す決意をする。数年ぶりに見る花火に、私は何を想い、そして何を手放すのか。 ※本作は実話を元にした夏の物語です。

　ある夏の日、普通の高校生奏一志が遭遇したのは、ダンジョン誕生とか言う日常から非日常への強制的な招待状。進化促進？　上位存在？　試練システム？　親切丁寧なチュートリアルを行われず…

夏休みだからぐーたらしていたら、お母さんに外に行けと言われました。

しょうたくんはとっても可愛い四歳の男の子。 優しいお姉ちゃんやお兄ちゃんたちに大事にされて、毎日すくすく育っています。 今日は氏神さまの夏祭り。 お兄ちゃんと一緒に来た縁日で、し…

前作「太陽と向日葵」から５年後の彼達の日常を綴った一作。昭和41年の東京の下町。主人公の浦井直純は、かつて鶯谷の男色(=男の同性愛者)が集まる店で、ジュートという名で働いていた。…

ある夏の日、――彼は、思い描いていた明るい未来が遠のいていくのを、はっきりと意識せざるをえなかった。

　大学進学をきっかけに東京でひとり暮らしを始めて２年目を迎えた香月柊(かつき しゅう)はある日、行きつけの書店で見慣れぬ女性店員を見かける。初めは気が付かなかったが、なんとその店…

超絶短いお話し。 ただ、兄弟二人がアイスを食べているだけです。

高校二年の夏。進路相談で落ち込んだ私は、浅野君という同級生と駄弁る。将来のことと今のこと。

　夏の気配が色濃くなりつつある、とある日のこと。平凡な日常を享受する女子大生のもとに、ふわふわ浮遊する自称幽霊の男が現れた。 　未練なし、祟り実行済み、成仏希望。それなのに現世を…

文字で書いたスケッチブック。最終話のみ短編小説になります。 2022年7月開催「文を綴り披く月」参加作品。

「疲れたんだ」グループでいるのが、ヘラヘラ馬鹿みたいに笑っているのが。こわばった日比の顔を無言で見返す。俺にはどうにもできないぞ。「誰でも、本当の自分を取り戻したいものだろ。」自…

ここは静岡県沼津市。お茶農家の香爽園《こうそうえん》の跡取り夫婦はご近所で評判の仲良しカップル。二人は今日も周りに見守られてのんびりまったり暮らしています。 【登場人物】 ★向…