「分からないけど」を含む小説

最近、目線を感じる。なんというのかしら何故だか分からないけど冷たく、無機質な感じの目線。 マンションの4階の1番端っこの方だから、外は大きな空が広がっているし、隣の部屋は空室だ…

「私は遠い星から来たの。あなたを探しに」 　遠目に見える銀の髪。 　コートを羽織って、突き出したコンクリの足場に立っている思い出深いエロゲーのヒロイン――リリアンネに似た彼女は…

　これは、数奇な運命の悪戯に弄ばれた一人の武士が、異世界に生きる物語――。 　慶応四年一月五日、淀千両松の戦いで戦死した元新選組六番隊隊士の大江又三郎は、「無貌（むぼう）」を名…

僕はカラッポだ。 たとえ話とかじゃなく、僕は本当にカラッポなんだ。 自分の名前も過去の記憶も、まったく思い出せない。それどころか僕には、顔や体さえ無かった。 僕は誰なんだろう？…

ちょっと異常な一般人の、叶わない恋の物語です。そんな一年間を此処に記しています。 【主な登場人物】 白田来加(しろた らいか) 主人公(語り手)。19歳→20歳。とあるコンビニ…

ハーブ栽培と本が好きなＯＬ・真白は図書館で不思議な薬草辞典と出会う。一瞬の瞬きの間に……気が付くとそこは異世界。しかも魔物討伐の軍の真っ只中。そして邪竜の毒にやられて軍は壊滅状態…

　小林一茶は街角で占い師をしている。 　その夜、彼は自らの人生に転機がもたらされることを予見していた。だがそれが何かは分からないまま時間は過ぎていく。そして自らの予見が外れたこと…

「何もかもを捨てて異世界に行きたいって望んだのは……君だよ？」 謎の存在【i(アイ)】から告げられた一言に、うだつの上がらない少年は不安と焦燥感に駆られる。 何故自分がそんな…

目が覚めたらそこは病院のベッドの上。目の前には見知らぬ男性。彼曰く、私はどうやら階段から足を踏み外したらしく、その衝撃からか彼のことは疎か自分のことさえ分からなくなっていた。男性…

　つむじ風のアッシ。 　一箇所の町に根を下ろさず、町から町へと渡る冒険者。 　擦り切れたマントの下は風雨に晒され、土に汚れて黒くささくれた皮鎧。 　何度も継ぎ接ぎを重ねた革の長靴…

公爵家に生まれたアンフェリカは、政略結婚で王太子との婚約者となる。しかし、アンフェリカの持っているスキルは、「種（たね）の保護」という訳の分からないものだった。 それに不満を持っ…

「見て見て、あそこのお姉ちゃんのスタイルはすごいな～」 「そうそう、羨ましいな。」 そんな声が私の耳に届いた。自分の胸と腰を見て誇りに思う。逃亡の頃、自分に合う替えの下着は見つけ…

「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。 　第一皇孫・姒夏操伯徳の妃候補に選ばれた姚袁微だったが、ある日急に姒夏操伯徳に皇室を欺いた罪を咎められる。…

僕と君は日常を繰り返している。 ーー気づいたらまた、最初。 ーー気づいたらまた、終わり。 そして、何度目か分からない日常をまた繰り返す。 その日常が続く限り、輪廻は廻り続け…

まだ色々とまとまってないのでまとまってきてたら。書くつもり。展開めちゃくちゃかも。

前略 昨日ぶりである。 私の入手した、ある女の手記を送付する。 君は信じるだろうか。 この世には、日常の裏に想像もし得ない恐ろしい秘密がある。 この世には、余人の理解も及ばぬ…

野上美里は社会人一年目のラノベオタク。電子書籍用にと購入したタブレットに何故かインストールされていた謎のアプリをうっかり起動すると、突然異世界の勇者パーティーが現れた。そして、彼…

純文学テイストで書きました。「僕」が主人公で、ある女の子と出会い、ＳＥＸしまくります。「生きるとか異性とか、あとＳＥＸがなんだか分からない」人は読んでみてください。 わたしが初め…

　主人公の土屋隼人（二十三歳、会社員）は、小さな女の子の泣く声で目を覚ます。 　気になって外に出てみると、迷子の女の子に困惑している、高校生ぐらいの美少女を見かけた。 　土屋は…

幼い頃親同士の再婚によって義理の兄妹になった颯太と鈴。 颯太は小さい頃から鈴の事が好きでいつかは付き合えると信じているが鈴の気持ちは未だに分からない。 颯太と鈴の恋の行方は！