「別れ」を含む小説

私は『私』を自覚する。 花であるカーネーションは自我を持つ。 私を覆う土を掻き分け、最初に目にする少年。 最初は枯らされ怒ったりもしますが、少年のひたむきさに徐々に心を奪われてい…

バンドをやろう、唐突に言い出した奈々の一言であたしたち5人はあの夏、バンドを組んだ。 ダンスチームを作ろう、そう言った奈々の一言であたしたち5人はあの夏、踊った。 そして、こ…

#呟掌 を元に掌編小説を書きました 真夜中の駅は心細くて 汽車が来てほっとした 客車には僕ともう一人 声を掛けられて隣に 「そろそろだね」と彼 隣を見れば母さんがいた 「君を迎…

昭和1桁の雰囲気が残る木造2階建ての下宿屋 1階には大家さんの長男夫婦が5人で暮らしています。 杉板で囲われた外構、古い木製引き戸を開けると 下宿の専用の鈴が付いた玄関引き戸、2…

まず予め宣言しておきますね！ むっっっちゃ読みにくいです！！ 視点は変わるし時制は飛ぶし人数多いし、とてもとても読みにくいです。 しかもそのうえちょっと長い！！ BLのハーレム…

眞中瑞葉は幼い頃のひと夏を思い出していた。 もう逢えないあの子に思いを馳せながら、儚くも美しい想い出を──。

　“色彩の大陸”にある軍事大国・ブラミア帝国の遊撃部隊に所属し、隊長を務めていたユルゲン・クリーガーは帝国首都の城の牢屋で自らが裁かれる軍法会議の開催を待っていた。その軍法会議で…

シスコン、もとい姉が大好きな２人は、いつも自分の姉自慢を繰り広げていた でも、今日は少し違うらしい やっぱり姉との別れの時は来るもので…… 長編投稿だけど、すんなり読めるよ！　…

西暦3xxx年 幾度の天変地異をも乗り越え人類は衰退と発展を繰り返して未だ時代を歩んでいた。 そんな中かつてヨーロッパと呼ばれた地方の一端に「神による庇護」が降り注ぎ選ばれた民の…

【夏の短編】小5の夏休み、転校することになった少女の友情と別れ。 大人に邪魔されない、私たちだけの特別な時間。 特別な夏を作るんだ！

突然切り出された恋人からの別れ。 立ち直れない彼女の元に現れたのは、2人の子ども達だった。 もうひとつのお話「真夜中のあさがお」と交差していく世界。

中高一貫女子校の星花女子学園に通う中学二年生、神乃(かんの) 羚衣優(れいゆ)は愛していた上級生から突然別れを切り出される。 誰かに頼っていないと生きていけないメンヘラ女子の羚…

オリジナルの作品ということで投稿していますが、まちこりーたさんという方のオリジナル音源を小説にしたものですので、ご了承お願いします。(二次創作で投稿したかったのですが、もちろん原…

お盆の日――八月十五日の念仏の日。それは、喧嘩別れした亡き祖父を弔う大事な日のはずだった。 しかし、心身の不調により夢半ばで立ち止まってしまい、苛立ちに苛立ちを重ねていた紗羅は、…

高校卒業間近。別れる彼氏に最後の嫌がらせを、とアップルパイに下剤を混ぜたテリ。結局受け取ってももらえず、落胆していると、近くの席にいた男が突然それを食べてしまった。自称詐欺師のそ…

古い歌をうっかり聞いてしまって、 そのメロディに包まれる時、 体ごと、心ごと、否応なくあの日に運ばれてしまう——。 そこに亡霊のように浮かび上がってくる、 あの日の私と、そして…

課題「子供のころの友達」で創作したショート・ショートです。 泣かせるために書きました。狙い通り泣いてもらえたら幸いです。

最近彼女と別れた男が蝶を捕まえた話です。

東洋のある国のある青年。 青年は留学のため、技術を学ぶため、母なる東洋から文字と写真でしか知らぬ西洋に渡る。 ただし、当時の飛行機で東洋から西洋を直接結ぶことは技術的に不可能であ…

目を覚ますと紗月は見知らぬ部屋にいた。そこは宇宙空間を自由に不規則にただよう板状の星、アトラスの宿泊所だった。 いずれ終わりがくるとわかっていても好きになってしまうのはなぜなのか…