序盤から、ひじょうに濃密でずっしりと重い愛が展開されます。
それは、まるでコーヒーと輸入食品のショップで売っているチョコケーキのような。
メンヘラな中学3年生の羚衣優(れいゆ)ちゃんと、包容力◎の得能を持つ中学2年生の茉莉(まつり)ちゃんの物語です。
いま書いていて気づいたのですが、どちらも中学生なのですね。
本編で繰り広げられる恋愛模様は、前述したように濃密なものでした。
なので、もし彼女たちがもっと大人に近づいていったときに、いったいどれだけ筆舌に尽くしがたい恋愛になるのかが気になります。
もしかしたら逆に落ち着いて、大人らしい色香の漂うものになっているかもしれませんね。
そんな感じで、本編の終わった先が気になるぐらい魅力溢れる女の子たちが登場します。
ぜひ、彼女たちが自らの愛情の重さに戸惑い、それを受け取ってくれる運命の相手を右往左往しながら見つけるまでの。
その物語を、コーヒーでも片手に、読んでみてください。
こちらの作品はメンヘラ女子とゆるふわ女子の百合小説になっています。
百合……てぇてぇですね……その単語だけで幸せな気持ちになれますね。女の子だけの世界があればいいのに(過激派)
それはさておき、メンヘラというとどんなイメージですか?
めんどうくさそう?
重そう?
まさにこの作品の主人公、神乃 羚衣優ちゃんもめんどうくさくて重いのです。それを本人も自覚しているところがまた話をややこしくしてしまうめんどうくささ!可愛い!
最初はお相手の望月 茉莉ちゃんは「自分ならなんとかできる」というところからはじまって、そのまま上手くいくかと思いきや……やっぱりだめでした。
しかし、それは茉莉ちゃんから手を離したわけではなく、なんとメンヘラな羚衣優ちゃんから離れていったのです!
それは好きすぎるがゆえにフラれるのがこわくて、それなら自分から離れようというものなようなんです(´;ω;`)
これ以上言うと全部の内容を書き出しかねないのでやめておきますが、相手からフラれるのではなく自分からというところに胸が締め付けられましたね……
羚衣優ちゃんは無事にハッピーエンドを迎えられるのか!?