「現代短編」を含む小説

「教えてあげるよ。姑息で醜悪で汚くて、関わったあらゆる人間に害を成し、綽々と罪を犯す世界を」 父からの過剰な教育で人生に辟易し屋上の淵で佇んでいた恭子（きょうこ）は、死に怯える…

サンタクロースはいるし、夜に口笛を吹くと蛇が出る。 親は子供に嘘を教えます。からかうためだったり、脅かすためだったり。その中には、親も知らない『本物』が混じっているのです。 それ…

「私ね、涼に手紙を書いた時から、ずっと嘘をついていたことがあるの」 「それは大事なこと？」 「うん。それはそれは大事なこと」 　小夜は少しおどけてみせた。 ※カクヨムコン6の参…

ある日曜日の昼間、駅ビルのデパートのすぐそばのハンバーガーショップのバイトをする 四十代前半の女性の所に来た親子連れの客とは……。

婚約者である国王陛下の身勝手さに振り回されてばかり。そんな人生に辟易していた公爵令嬢は、どういうわけだか自身とは似ても似つかない、正反対の雰囲気を持つ女性の身体で目を覚ました。 …

◆カクヨムコン6応募作品 都内某所で人知れず人間の為に働くプラスチックボディーがいた。 その名は『ロボット掃除機』。 この現代において彼の存在はもはや特別なものとは言えない…

高校一年の天王コウは、清楚だ。 誰がどう見ても清楚なコウであるが、何かが尋常ではない。 友人のエイルや番長は、そんなコウを徐々に知っていく。

日本の首都・東京。人口1400万人。こんなにも人は多いのに、なぜ私たちは孤独なのだろう。

　シャボン玉によって現れる生意気な奴らが恋に辛辣な意見を投げつけてくる。それによって変わるものとは？ 1話読み切りの短編集 2020カクヨム短編コンテスト応募作品

『佐倉』の筆箱がなくなったという話を聞いたのはたしか、昼休みのことだったと思う。 どうせ『斎藤』あたりがまたなにかしたんだろう。 放課後になっても教室にひとり残る佐倉に『俺』がし…

春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のよ…

主人公が親友のお手伝いをする話です。 暗い話ですが、是非最後の１文まで読んでください。

雨の中、空腹で食べ物を探す「俺」の前に救世主？が現れる。 カクヨムコン短編賞に応募中です。

女子会からの帰り道、私は超タイプの異性を見つけてしまった！！ つい立ち止まって目で追ってしまった私に、意外にも彼の方から話し掛けてきて…… 気付いたらもう、私と彼は一つになる寸前…

祖母の葬儀の前夜、ひとり線香番をしていた伊織の前に付喪神が現れた。彼の願いは？

空色って、何色だと思う？

綺想編纂館様（朧様）が主催されている企画、Novelber 2020 への参加作品です。 11月1日〜11月30日の間、1日1つ、決まっているお題に沿ったお話を書きます。 基本…

現代武器屋さんの日常。 割と不穏だけど平和な世界です。 雰囲気グロ多め。

これは単なるプロローグに過ぎません。 異世界転生者が異世界に旅立つまでの物語です。 引きこもりの息子を抱える母親は、ある日医師から余命宣告を受ける。そして余命残り僅かとなった母…