「ふだ 短編」を含む小説

姉の結婚式で思い出すのは。 ©️三ツ沢ひらく 2019〜 All Rights Reserved

空から雪が静かに舞い降りてくる今日は、君と出逢ってからの五度目の記念日。 図書館の前に佇む僕は、自動販売機で買ったホットコーヒーを一口飲み、ふぅっと白い息を吐く。 どうか僕…

アルバム「さふぁりどらいぶ♪」のフェネックソロ曲「らいくあらいと」をモチーフにした学生現パロの短編です。以前、栗饅頭さん主催のTwitter企画「5分でけもノベル」に投稿したやつ…

しがない絵描きだった私が気まぐれにVTuberのファンアートを描いたところまさかの大うけ． 図に乗った私は次々に新しい絵を描き，それが好意的な反応を貰えることに喜びを感じていた．…

　緩やかに朽ちていく工場の廃墟、折れた鉄骨、赤錆、夏の喧騒。 　絵の具の鯨と啼きやまないヴァイオリンの弦。 「僕はここで絵を描いてるんだ。なんの意味もない絵を描いている」 　…

「えー。何故、摩耶、ふーちゃん、朱里先輩とうちの四人が集まってバンドをやる事になったのかって。神戸らしいっちゃらしいけどなんで中国語らしい名前なのかって、それは朱里先輩のトンチか…

【LisPon×カクヨム“最後の5分間”小説×朗読コラボレーション・コンテスト参加作品】 “もも”と余一郎は遊び友だち。 夕方になっても帰りたがらない“もも”に、余一郎は提案す…

自主企画参加です ルンバ系ですが大丈夫かな？ 人類が滅びゆく世界、もふもふ欲によってわずか数十名と人類滅亡に関係のないロボットが生き残る。動物とロボットと、もふもふのために人間…

孤独と、諦観と、世界と、夢と、 （※こちらは、龍谷大学学友会学術文化局文芸部、2014年度新入生冊子「にゅーふぇいす　上巻」に掲載された同名作を大幅に加筆修正し、再掲したもので…

ブラック企業に勤める孤独体質の会社員・アユム。ある日帰宅した彼を待っていたのは、巫女服を着て狐耳としっぽを生やした、謎の幼女だった。「わらわはケダマリン星からやってきた侵略者なの…

『カクヨムプライベートコンテスト』のもふもふ部門用に書いていたけどリアルが忙しくて間に合わなかった作品。 とりあえず書けてたところまで。 たまたま2000文字以下縛りの自主企画…

かつてケサランパサランを飼っていた人の話。

雪深い山奥の里には“御使い様”と呼ばれるもふもふな獣と。 そのお世話をしながら穏やかな日々を過ごす巫女がおりました。 十年に一度の祭事にはりきる巫女。 しかしその直前に里にやっ…

多数の人間が消失したという館で、探偵の経堂が遭遇したのは、奇怪なもふもふとした物体だった。 このもふもふとした物体は何なのか？　人々はどこへ消えたのか？ 経堂の孤独なたたかいが始…

上野恩賜公園は不忍池でのエピソード。 郁弥とデートがしたい渡辺は、あれこれと策略を巡らせます。対するは昌平ヒルズの恋愛番長の七海さより。果たして、渡辺の作戦とは？ そして、その結…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三十七。

僕が田舎の小道を歩いていたら、見たことのない黒い毛玉のような生き物を見つけてしまった。 最初はびっくりして怖かったが、その生き物が無害でおとなしいことに僕は気付く。 そして、好奇…

ゴールデンウィーク、祖母の家に遊びに来た明莉（あかり）。 山奥の山村は静かで遊び相手もいないが、冒険心をくすぐられる場所がいっぱいある。その中でも一番のお気に入りの場所は、五十九…