「行き先は 短編」を含む小説

　夢喰いの魔物は夢を見ない。だがあるとき抱いた小さな疑問が、夢喰いの心を変えていく。炎のごとき夢の行き先は、黒檀の闇か、乳白の空か。 　名もなき魔物の苦悩を描く、ファンタジー掌…

　自分の行き先を求めて、古い灯台の中を昇って行った。 　そこであった少女は夢か現か。 　自分が作り出した幻想か。 　鈴の音のような彼女の声を聞きながら自分の気持ちと向き合った。…

　いつもの様にいまいちやる気のない水卜は、大祓が行われた影響による大晦日から元旦までのパトロールに相棒のユウリと同じ班の流音とともに駆り出され、終わってからの酒盛りの話をうだうだ…

「僕」はたまに「真っ昼間から酒を片手に散歩するカメラおじさん」になる。肌寒い秋空のもと、行き先を決めずに迷いながら、カメラを持って散歩をするだけ。発泡酒を飲みながら。自己満足、最…

私の手元に届いたのは一枚のチケットだった。

街角に現れる古びた店。軒先の看板に書かれた意味とは。 黒猫と喪服の店主が迎えるのは、行き先を喪った品と人の数々。 ある日、1人の男が訪ねてくる。 「物語を、供養して欲しいんです」

行き先はどこまでも。 日程はいつまでも。 おやつの決まりは宇宙船に積めるだけ。 出発してすぐに土星の輪っかをくぐり抜けると、やがて太陽系から飛び出す頃には亜光速にまで達していた。…

就活が上手くいかない大学生の松田。そんな松田がアイドルに夢中になった行き先とは？

念願の異世界転生を果たしたさとう君。これからチート能力を使ってハーレム生活を送る気満々であったが、実際に訪れた世界はすでに転生者が溢れかえっていた！そしてこの世界での転生者は皆行…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１話「ス…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１話「ス…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の３つの短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１…

　友人二人と一緒に、冬の肝試しに出かけた主人公。行き先は、心霊スポットとして知られるトンネルだった。 （自主企画『【三題噺の競作】「つらら」「トンネル」「アイスクリーム」』参加…

龍が四つで一文字ってどういう意味だ？吠えない犬って何色だ？山形で友達になった、れん、と遊んで過ごして、真夜中に起きた事件。ぼくのそのときどうしたくて何を思っていたか。言葉にできな…

「わかってるって、死体は腐る可能性があるからちゃんと期日内に届ける。あんたは無事に届くように俺たちの無事を祈ってくれよ」 　曇り空の墓地から立ち去る、一見不良に見える少年。 　…

２月14日。親友のスグルの元に届いたのは、一通のラブレターだった。 戸惑うスグルから、持ちかけられた恋愛相談。言っておくけど、僕は応援なんてしないからね。 『５分で読書』短…

高校三年生で幼なじみの『僕』と『私』は、出航が間近に迫った夜、二人きりで舟から抜け出し、二人にとっての想い出の場所に来ていた。 遠くから舟の汽笛が聞こえる。この汽笛が三回鳴った…

ここは、死んだ人が必ず乗る列車。 行き先は、人それぞれ。

pixiv内のオリジナル字書きさん有志による第五回1000字コンテスト参加作品です。 お題は【行き先を尋ねても、答えはない】という状況、でした。

死んであの世へやってきた男。 案内人である天使と言葉を交わす。