春の夜、とある地方都市で暮らす亮は、自分の新しい就職先を恋人に打ち明けられずに悩んでいる。思いあぐねていると、知らなかったFM局を見つけ出し、なんとなくそこへ歩いて行ってみることに。
一人の青年が一時間、じっくりと夜の街を歩いていく現代ドラマ。浮かび上がってくる町の様子や彼の思い出に、じんわりと温かい気持ちになっていきます。
自分の中で凝り固まった考えは、じっくりと向き合うことで意外にもあっさり解きほぐすことが出来るのかもしれません。自分の将来、周りとの関係、それらを振り返る時間を追体験出来ました。