父親の死をきっかけに、妻と共に数年ぶりに実家を訪ねた「僕」。本棚の中の絵本の中から、思い出深い一冊を発見する。 中年のサラリーマンを主人公に、自身の半生を思い返す瞬間を描いた現代ドラマ。絵本の怖かった思い出から、今の自分の現状に繋がっていくのが印象的です。 前へ前へと進み続ける人生の中で、積み上がっていった結果は非常に誇らしいものでしょう。ただ、本当に得た物ばかりなのかと、問われているような気持ちになりました。