「短編から中編」を含む小説

僕は、一言で言ってしまうなら、感情を言葉にするのが苦手だ。 自分の言葉で、誰かを傷つけたり、そのせいで誰かに嫌われたりするのが怖かった。 死にたいわけじゃない。ただ、ありふれた環…

現実が面倒に感じ、希死念慮を抱く主人公、東深月は「月人」という眠ることができない人種だった。 月人はその時が来ると、地球からの重力が抜け落ちて、月へと昇って行ってしまう。 深月は…

ホラー短編集です。 短編集は幼い私にとって福袋と同じでした。 何が入ってるかわからないわくわく感と、一冊で何話も読めてしまう贅沢感。 この中のどれか一話でも、そうやって楽しんでも…

本編である『†我の血族†』の、番外編です。キャラクターたちの意外な一面が垣間見えます。細かい設定を気にしないのであれば、本編が分からなくても読めるものもあります。元々、別サイトで…

《人類史上最高の天才》と称される１６歳、天元院アヤカ。史上最年少でのマサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）名誉教授就任、ノーベル賞３部門同時ノミネートなどなどの輝かしい栄光を持つ彼女…

ハプニングでマスク越しのキスをしてしまった縫町麻衣と絆介真。 平静を取り繕い1日をやり過ごした後、翌日、縫町は絆にせがむ。 『もういちど、やらないか』と。 ５話ぐらいで終わる…

三歳の息子がスケッチブックに何か描いていた。 「何描いてるの？」「ぐるぐる」 確かに黒いクレヨンでずっとぐるぐるしている。 「それなに？」「やみのぐるぐる」 そう言って顔を上げた…

　死んだはずのサカヒコは、目覚めると異世界にいた。 　そこは異世界を管理する異世界転生局。手違いで配属された転移課で転移者のサポートをするはめになる。 　このまま仕事をするか、記…

※最下部にあるのはコンテスト用のキャラ紹介です。 降霊術師の家に生まれたバサルト少年は、魔術師の教育施設リムストーン教会学術院に入学する。 ガイダンスを受けていたある日、バサル…

食料問題の解決を押し付けられた天才は、プロジェクトの失敗とともに楽園を追放される。見捨てられた地上で、いるはずのないひとりの子供と出会った彼は、汚染された大地に種を蒔いた。 果…

ナナコとウメは、小学二年生のふたごの姉弟。ある初夏の午後、毎週水曜日におやつを食べに行く『いちぢく屋さん』の店先で、ナナコはウメに信じがたい告白をされる。 ──ぼくの前世はねこだ…

基本的には一話完結短編集です、複数話になることもあります。動物が出て来ます。 作者の練習用も兼ねているのでのんびり不定期更新です。 基本的にはタイトルごとに独立しているのでどこか…

　世界屈指の洋菓子コンクールを最年少で優勝した主人公。彼の前に政府の役人が訪れた。 「月に一度、手作りの洋菓子をある場所に送ってほしい」 　これだけで多額の報酬が得られるという。…

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私（みゆき）は、雅美、マリ、秋田先輩、村瀬先輩の５人で温泉旅行に行った。農家のはなれをリフォームした宿だが、一組限定一棟借りのちょっと豪華な旅だ。恋模様はひとそれぞれ。恋とは？愛…

妖魔の騎士の名で知られる妖魔の王を巡る物語。 古王国レジェンヌの旧王家と現王家の王位継承権を巡る争い。 そこに関わってくる妖魔の騎士の宴の問題。 隣国のメイディアも関わって来て？…

どこかに存在している『よろず屋うろん堂』女店主は言う。 ここは、よろずのものを取り揃えてはおりますが、それをあたな様にお売りするかどうかは、こちらで決めさせていただきます。いえ…

コードA-481の少年とV-613の少女は、罪人として地下室で空虚な時間を過ごし続ける。 「私たちって、生きているのかな？」 はじめての短編から中編の物語です。 楽しんでいただ…

フィクションです。中編の定義はわかりませんが、はじめて中編を書きました。 そのため、もしかしたら、長めの短編かもしれません。

はじめて悲しみを知った彼は、その場で立ち尽くしていた。 『人はいずれ死ぬんだから…』と分かっていたはずなのに。 冷めていた心が色んな思いで満たされていくとき、彼はどう生きていくの…