「木箱」を含む小説

明治中期。 繁華街を外れた処、いまだ江戸後期の佇まいが残る一角。 ふるい長屋で、男と女は、暮らしている。 蓄えもない、部屋も狭い、冬は冷え、夏は蒸された。 すみよい暮らしではな…

私に相談したいものがあるといって出されたのは、継ぎ目のない、古びた小さな木箱だった。

　魔女であった祖母から受け継いだ、立方体の組木細工。 　酒の肴にいじっていると、声をかけてくる男がいて……？ 　KAC第3回お題『箱』対応作。かつ800字ちょうどで【ぴったりで…

深夜、木箱を抱えて歩く不審な男を、警官が呼び止めます。すると…… 登場人物： 男、警察官

※重大なネタバレを含みます。 主人公の森峰蓮は、高校の合格発表日に友人の空閑大翔と喧嘩別れしてしまうが、置き土産に木箱を貰い、木箱と縁がありそうな文芸部に入部を決める。 始業式の…

ファンタジー世界で白黒バディが冒険する話。 自分の癖詰め合わせみたいな誰得設定を伴って色々描きたい。設定大切に。常識忘れずに。ストーリー性超大切に(戒め)。文学的な感じを出したい…

　主人公・犬塚久陽は夏休みのある日。海岸沿いの旅館を尋ねることになった。目的は従妹である犬養芽衣の大学受験の勉強を手伝うためである。最初は断ろうと思ったのだが、提示された講師料金…

春から大学生になる綾乃は、東京へと引っ越すため、自身の荷物の片づけを行っていた。 ようやく片付けも終えるところで、彼女は懐かしい木箱を発見する。 片付けをするため、彼女はその木箱…

三題話「木箱」「広場」「物音」

公園で平和な日常を過ごしていた人々が、突如として集団吐血をする。この原因不明の事件に対し、神通師・飛鳥孔音に依頼が入る……。 【妖神（マガカミ）】 　人を唆して悪行を勧め、災い…

森の広場にある箱を壊してしまった。 出てきたのは世界を滅ぼすらしい魔人の男。 どさくさに紛れて逃げ出したヤマトと一緒に逃げることになった。 こんなにお題がハマることってもう二…

――私は某市に住む高校三年生です。これは私が今日、実際に経験した不思議な出来事です―― ある日、美桜が都市伝説のサイトに送った体験談は…… 柴田恭太朗様の自主企画、【三題噺＃…

岩手の山奥にある猊鼻渓、渓流から分岐した洞窟には人の訪れることのない秘密の泉がある。 音響設計家の京香が泉を訪れたとき、それは現れた。

途方もなく長い年月、彼は待っていた。 愛した人が生き延びた証を。 ＊クロノヒョウさんの自主企画「『お題でカクコン挑戦』企画」 お題「龍の泉が輝く時」 ＊柴田　恭太朗さ…

女優としては驚くほど順調にステップアップしている結希。 しかし、まるでそれと反比例するかのようにプライベートでは災難がつづいていた。 柴田　恭太朗さんの自主企画【三題噺 #4…

【三題噺 #47】「木箱」「広場」「物音」が復讐を呼ぶ

三題噺投下用（ずぼらに盛って行く） 柴田　恭太朗様主催【三題噺 #47】「木箱」「広場」「物音」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/1681…

見慣れない東洋系の男は、汚れた身なりで木箱に腰掛け、ずっと虚空を眺めている。 三題噺　「木箱」「広場」「物音」