モキュメンタリー風の丁寧な描写が緊迫感を維持しながらラストまで引っ張っていきます。
ノンフィクションっぽく描くのってホラーではかなり有効な手段だと思うんですがやってみるとこれって結構難しいんです。
超自然的な物を描く上で、どこかで説得力のある説明を出さないといけませんが、ワイのように下手な人がやると単なるこじつけになって興醒めしてしまう。
その点今作では呪いを心理学的解釈で説明する点など非常に説得力を感じました。
神仏の専門家ですら何かわからなかったものが科学的分析によって半分暴かれ、その結果さらに謎と不気味さが深まるという展開には興奮しました。
いやーほんとこういうの好きなんです。