叶うわけじゃないんですよね、夢って。でもそんな簡単に捨てられないから悔しいんですよ。夢って。苦しい悲しい辛いの原点は、無垢すぎて幼いけれど、でも何か灯ると思うんです。そのそばに支えがあるのも、折れない力になる。個人的には好きなキャラのスピンオフが見れて嬉しいです
何かを選ぶということは、何かを捨てるということだ。大人になれば子どもであることをやめるように、親になれば子であることをやめるように、仕事を選べば家族や恋人のそばにいることをやめるように、いいや。本当はやめられないのだろう。何かを選べば何かを手放すことはあっても、自分が自分であることは変わらない。だから、負けそうな時は思い出してみよう。自分が何かを得るとか失うとか、そんなの関係ない、「踊りたいから踊った」あの頃に。
売れっ子女優が気分落ち込み気味です。仕事は順調だけれどプライベートで災難つづき。売れてない女優は毎日が落ち込みの連続でしょうけれど、小説でも主役にはなれません。人類には心のお布団が必要です。心のお布団を呼び出すための暗号がお腹すいたですよ。素晴らしいセンスですな。お布団ではなく昔ながらの中華そばがあらわれそうですけれど。へい、お待ち!
周りが災難続きの結希は幼い自分の姿を見て、気をまぎらわせていた。リンゴ箱をステージにして歌う姿は今の自分にも必要なエネルギーに満ちていて――誰にだって、どうしようもなく心細い時やさみしい時がある。何かにすがりたい時だってある。夢に向かい、もがく主人公に寄り添ってくれる人が増えてほしいと願える、わずかな光を感じられる物語。