「姫君」を含む小説

　魔王ヴェイロンは日夜勇者を相手取る事に辟易し、唐突に魔王の立場を捨てて逃げ出した。 　逃げ出した先には因縁の相手でもある女神ウアイラがいて、当初は対立したが、結局、彼は〈眠りの…

故内大臣の姫君。 御年十八歳の姫は何故か五節の舞姫に選ばれ、その舞を気に入った帝から内裏への出仕を命じられた。 妃ではなく、尚侍として。 最高位とはいえ、女官。 ただし、帝の寵愛…

「動き始めた運命の歯車は誰も止めることはできない。陰と陽が交わり、覚醒の時は訪れた……この世界に残された時間は少ない。さあ、我々の予想を超える結末を見せくれたまえ！」 世界の命…

今はまだ幼い、光源氏の未来の正妻、『葵の上/葵の君』に転生してしまった、真面目だけが取り柄の武道系女子大生『葵』が、虚仮の一念と体育会系女子の勢いで突き進み、祟りや生霊、陰陽師、…

しばらく更新は、ほぼ、お休みさせて頂いております。すみません……不定期連載になります。 『女傑が女傑に転生しました！！』 負けず嫌いにも程がある！『源氏物語』の悪役令嬢ならぬ…

王国の四番目の姫ルシエルは、陰鬱な牢獄へと幽閉された。 しかし、そこには先住人がいて……？ 虐げられてきた姫君と、彼女を幸せにしたい魔法使いの物語。

平城護国の宮中は東宮御所。そこに帝の命により召集された五人の姫君。彼女たちに課されたのは、女嫌いの東宮・惟人《これひと》親王に選ばれること。 不本意ながら東宮御所に上がることにな…

常陸守であった父と共に帰京したばかりの少女・紅梅は都に名高い藤原の姫君・藤原詢子に仕え始める。 人並み外れた美貌の持主である詢子のもとには数多の公達が言寄るものの、みな冷たく跳ね…

【あらすじ】 城琉夏は困った人を放っておけない性格の男子高校生だ。「途方に暮れるところを想像したら後味が悪くなる」とか何かと理由をこじ付けては、日々人助けに身を捧げている。 そ…

　アレクシア・フォン・ヴォルフヤークトは、父の死去に伴い、「働く」か「嫁に行くか」の選択を迫られていた。 　嫁ぎ先がなかなか決まらず、焦って就職した先は、先王の遺児ジュリア・オブ…

意地悪な女官が王女のために準備した籠には、腐った食べ物が入っていた。 宰相の娘テレーズ・ランベールは、敬愛する王女への嫌がらせに憤り、円満な解決に向けて調査を始める。初めは単なる…

彼はかつて卓越した魔法使いだった。彼は昔最強の剣士だった。魔女に呪われるまでは。そうでなければ、英雄として祭り上げられていただろう。さらには、なんという悲劇か。戦争の最中で、彼の…

「選んだ伴侶を、世界に繁栄をもたらす王にする」と予言されたために、十五歳になるまで男性と完全に隔離されて育てられた姫君、セリス。 　いざ王宮に呼び戻されてみると、その世間ずれ具合…

4年生の詩雛（しいな）が退屈しのぎにスマホにアプリを入れたら、異世界の学園のマスコットキャラ、うさぎの人形のソフィーちゃんとお友達になりました。 ある時、詩雛が「家出する！」と…

『むかしむかし、地上に神様がまだいらっしゃったころ、海の真ん中に小さな島がありました。 　その島には六人のお姫様が暮らしていて、そのうつくしい島を司っていたそうです。』 　…

『逆さ吊りの都』、北方の空に現れる悪魔たちの都…。 百年ぶりに現れたそれは、人々の魂を吸い取ってしまう。 悪魔と聖女のあいだに生まれ、迫害を受けてきた孤独な少女、アシュレイ・ルス…

その昔、魔道王アルゴンが突如現れ、世界を混沌と混乱へ落としました。 しかし、勇者であるカンナギ・レイカに世界は救われた。 世界は平和になりましたとさ。 平和の代表に勇者レイカ…

「彼方の英雄、異界の英雄よ。 我が願いに応え、世界をお救いください」 目を覚ますと、そこは見知らぬ場所。 周りには、いかにも強そうな人たちが六人。 美しき姫君の祈りは届き、…

・はじめに 　本作品は表現、文章共にかなり重い作品となっており、残虐、残酷な描写があり、不快に思われる可能性があります。 　また、ある特徴を持った人物が作品中に出てきますが、決し…

　時は室町幕府がようやく落ちついたころ。先の帝の姫君、奏子さまは生まれつき男性の声が雷鳴のごとく聞こえるという聴覚過敏の持ち主だった。ストレスがたまると激しいパニック発作を起こす…