「お仕事ミステリ」を含む小説

霊を視て祓える二階と、霊がまったく見えない藤田。 なんでも屋に勤める二人が霊を祓ったり祓わなかったりするお話です。 ホラーミステリバディもの。 第一話：心霊案件限定でコンビを組…

矢倉文也、フリーライター。 寄稿先の出版社は贈収賄事件に関与したために雑誌の発行部数が激減。 応募した文学賞作品も尽く落選、上手く行って最終選考。 どん底を漂っていたある…

とある街の片隅に、その店はあった。 店の看板を目にした者は、みな一様に小首を傾げるといわれている。 店の名前は、「喫茶探偵『四季』」。 その店は、探偵事務所と軽喫茶店というふたつ…

「舞台の上の女優に惚れるなよ」、高校時代の演劇部の顧問にそう忠告された主人公は、大学に入ってまんまと同じ演劇サークルの先輩に恋をする。 演技は天才。でも、普段の言動がゲロやばい。…

Ｆ県警が震撼した警察官誘拐監禁・殺傷事件から、およそ一年。 サイバー犯罪対策課から捜査第二課に異動を命ぜられた遠野警部は、操作第二課のバックアップである審理係として忙しい毎日を送…

「働かざる者食うべからず」が信条の苦労性貧乏OL・長峰凜、28歳。仕事も恋も、最近若干停滞気味。 ある日凜は、彼氏が親友と浮気をしている場面に遭遇する。 追いかけようとして車に轢…

『虹を待つ彼女』で横溝賞を受賞し、青春小説の気鋭として注目を集める逸木裕。 最新作『五つの季節に探偵は』は、“人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った5つの謎を描く、珠玉の…

老健施設長を勤める僕、榊蔵人はバーンアウトした元救急医。 大晦日の夜に、施設で事件が起きる。 有栖川有栖創作塾42期に提出した作品。 第20回このミス一次落ち。

職業別組合【ギルド】。公共機関から私設団体まで様々なギルドが集まるこの街で、夢も生きがいもなくただ惰性で働くだけの男の前に現れたのは串刺しになった上司の死体！？ 事件解決のために…

離婚、転職、遺産争い、悪霊退散縁切り。 他者の力を借りてでも、いったんゴールを設定して、折り合いをつけてやらなければいけないときだってある。 半夏生潤はそんなとき、最適な弁護士だ…

　２０５０年、国家が立ち上げた電子クラウドプロジェクトによって、考古資料や遺跡、文化財、文化遺産、民話伝承、地図、文書、出版物、美術品、芸術作品、博物資料、自然遺産や街の風景にい…

「最も価値のあるものを奪ってやる」 業務上横領で逮捕された建設会社経理部長。 強制猥褻で逮捕された都議会議員。 二人のところには同じ文面の手紙が届いていた。 そしてその手紙が三人…

漆黒を貫く冷たい眼孔、闇を誘うかのように揺れる長く黒い髪。 唇に薄く引く紅は男の為では無く、死神に捧げる祝詞を唱える為だ。 彼女の名前は「ＱＵＣＡ」 死の匂いを黒い外套で包み、短…

会社と自宅を往復するだけのつまらない人生を送っていた雨澤幸良。独り暮らしのワンルームに帰宅すると、謎の女が居座っていた。彼女はここが自分の家だと言い張り、実際に、幸良の記憶にはな…

ネットジャンキーの「光」は高校1年生。彼は、三つ編み眼鏡のプログラマー「桜小路恵海」先輩に恋をして、電脳部に入る。光は、ストーカーまがいのことをしながら、自作のエミペディアを更新…

風水シリーズ「悪魔のデバイス」の続編です。今回の二人は沖縄へ行く事になります。そこである高校生たちが真夜中、肝試しで古い洋館へ入り、その内の一名が行方不明になります。その洋館には…

（全面改稿したver.2の掲載が始まっています。そちらを読むことをおすすめします） ネットジャンキーの「光」は高校1年生。彼は、三つ編み眼鏡のプログラマー「桜小路恵海」先輩に恋を…

　昔々、ホームヘルパー２級という名称が使われていた頃、 とある介護施設に、一人の職員がいた。 　その名は、『（※未定）』 　彼女は、入居者・利用者、またその関係者、果ては職員たち…

真夏の駅前でアンケート調査をしている。 隣に立つ彼女は、はじける笑顔でティッシュを配っている。 思わず、「そっちはいいっすね」と声をかけてしまった。

※角川文庫『働くヒト小説コンテスト』および富士見書房『富士見ノベル大賞』の途中選考まで進んだ作品を全面改稿したものです。 ＊ ボクは保健室の湯島泪（ゆしまルイ）先生が好きだ。…