「青春・友情」を含む小説

知恵と知恵と恵介のこと。

朝のホームルームで、教師によって悲報は知らされた。 「皆さんに、残念なお知らせをしなくてはいけません」 学校中の女子の視線を独り占めにしていた斉賀恵斗。高校２年生、１７歳という若…

　梅雨時。湘南にある県立進学校に季節外れの転校生が編入してきた。沓鵞路二（くつわしじに）通称ジニ、十八歳。 　暗い目をした、感情の失せた美しい少年だ。 　彼は過去に婦女暴行事件…

夜の帷が降りるころ、私は喧騒に包まれた街の中を歩いていた。行く当てもなくただ彷徨うだけの日々。人間の装いをしながら高いビルの屋上を眺める。こんな人生にどんな意味があるのかな？

何もかも嫌になった俺は家出をする決意をした。 しかし、家出どころか一人旅すらもした事がなかった。 そんな時、家出少女のマイカと出会う。警戒心を抱きながらも、元気で明るいマイカ…

「四角いあなた」「不可思議な彼女」「桃色武装」「三日見ぬ間の桜」「梅切らぬ馬鹿」のシリーズ最終話です。 桜も、梅も、桃も、季も。みんな違うけど、みんな美しい。それぞれがそれぞれの…

中学入学前に、大人にないしょで冒険してみたい。 そんな会話から、好奇心で［キューピッド様］をしてしまう、ハル、千紗、ゆかり、絵美。 主人公のハルは、慎重なところがある。みんなの…

親友の薫と同じ高校に進んだ涼は同じクラスの人気者である晴真と同じ、図書員となった。それがきっかけで晴真と仲良くなり、涼は晴真に恋をした。初めての恋だった。ずっと、薫に言えなかった…

　妹を亡くしてから一週間が経とうとしていた。 　兄、白縫拓人の心の傷は癒えず、眠れぬ夜を過ごしていたのだが――。 　午前二時。 　それは現れた。 　星型のＵＦＯから姿を現す一…

ある日、皇克己という6人の男子高校生のうちの1人が動き出す。「謎の男」と出会った6人は怪しい薬を紹介される。そこから始まる”異能力バトル＿”！悲しみ、怒り、絶望、苦悩などの様々な…

烏山高校二年の矢口直哉は、電車の中で苦しそうにうつむく一人の少女と出会う。 声をかけた矢口を睨みつけ走り去ったのは、校内で有名な〈保健室の高森さん〉だった。 転落死した女生徒の…

高校入学直前に命を絶った友人から誰にも言えない秘密のノートを託された主人公・僕。その「安楽死ノート」を抱え、草木芽吹く季節に「僕」は高校生になった。晴れやかな気持ちになれないまま…

仲良しの三人にやがて訪れる分かれ道。 しかし彼らは約束していた。いつか校庭の桜の下で、再会しよう…と。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ 相当昔に書いた短編です。 自分唯一…

ゆっこと美冬。 好きなバンドがおんなじの女子高生。 期間限定かもしれませんが、そういう友情もいいですよね。 友情の練習で書きました。

22歳の剣士、驃(しらかげ)は、魔物の討伐隊として存分に腕を振い、日々その剣技を磨きながら、ひたすら鍛錬に励んでいた。 だがある日、後輩を庇って、左頬と右腕に大怪我を負ってしまう…

樋口悠希は高校三年生で、弓道部に所属している。だが、同じ三年生と比べるとその技量は今ひとつ。悠希はだんだんと卑屈になっていき、その手から放たれた矢もどんどん的から離れていく。 …

田舎で育った耕太郎はぐうたらで、あんぽんたんだが、威張り散らしているやつが大嫌い。東京の外れの新聞店で働きながら大学進学を目指していたが、強欲で、居丈高な所長夫人ガマと激しく衝突…

人生を終わらせようとした日、普通の高校生「今井裕貴」は『明日駅行き』とか書かれた不思議な電車に乗った。着いた先に待っている結末は＿＿。

中体連の県決勝戦を機に偉大なるキャプテンは悲劇のヒーローとなった。 それから1年以上の月日が流れ、主人公である宍戸大地は現在、高校2年生。 地元から離れた街で一人暮らしをしながら…

Twitterにアップした掌編を少しだけ改稿してまとめました。 青春小説のつもりで書きましたが、友情百合としても読めると思います。