「虫 短編」を含む小説

時間虫が、時間を食べるようになるまでの話。（2016/04作）

トラウマ詰めた鬱主人公が人間を嫌いもふもふの精霊と幸せを探す、予定話。息抜き投稿なので肩の力を抜いて…十話完結。虫注意。救いがあんまりないかも。

犬とも虫ともつかない変な生物に主人公が振り回される話。（2015/04作）

ある夏の終わり、私は一匹のカマキリに出会った。

虫屋の彼氏のせいでだんだんと自分も虫屋になっていく女の子の話。赤ラベルって憧れですよね。 （虫屋からの「こんな彼女いねーよ！」等の批判は受け付けておりません）

僕は弱い。どんなにやりたくないことだとしても、自分が悪くない時でも、誰かが泣いていたとしても、僕は、笑顔で「大丈夫だよ」と答えることしかできない。 昔から体が弱いのが原因なのかも…

ねぇ、姉様？ 僕達は双子なんだから、全てを平等にしなきゃ駄目でしょう？ 姉様ばっかり愛されるなんてそんな虫のいい話、ないよねぇ？ もう誰もいなくなってくれたからさ、僕に愛をちょー…

私が小学四年生の時、夏休みに入ってすぐの頃に従姉の由永（よしえ）さんが自殺した。通夜には生前彼女と親しかった二人の男女が訪れる。彼女たちから語られる由永さんの人物像と、蘇る彼女と…

月の綺麗な夜は、夜陰の虫がよく見える。 美しい幻想の夜、私は真夜中の蝶を追って、森の中をさまよっていた。 孤独な放浪の果てに、私は一人の少女と出会った。

気が付くと、世界には自分一人だけになっていた。 人も動物も虫も、生きているすべてのものがいなくなっていた。 『僕』の見ている世界は、どうなってしまったのか？ 本当に誰もいないの…

『一つ目の間違い、それは彼女が蟻として生まれてしまったことである。』 高度な知能を持って生まれた蟻。彼女を待ち受けていたものとは… 短編。

ルドルフ病という奇病が発生した。第二次性徴を迎える男女が、体の節々の痛みを訴え、やがて体が硬化し、虫のような"生き物"に羽化する病気だ。遺伝子を変化させるウイルスが原因であり、も…

ある朝突然、虫になってしまった。あなたなら、まずどうしますか？ ぼくはとりあえず、スマホで写真撮ってついったに上げます。『変身』のグレゴール・ザムザは悲しい結末を迎えてしまったけ…

生きるのになんとなくうんざりした男が、血を吸われる代わりに蚊に人生相談をする話。

大の虫嫌いな佐倉は、彼女との関係も良好で、仕事も順調。念願の海外研修のメンバーにも選ばれる。 寂しがる彼女をなだめ、佐倉は一年間研修のために海外へ向かうことになるのだが……。

──世の女性は揃ってイケメンが好きらしい── 侯爵家主催のガーデンパーティーに出席したアッシュ。 目配せや声を掛けるご令嬢方は、アッシュが侯爵家の末子と誼があると知った途端態度…

「デバッガー」を自称する者により書かれた謎の文書。 その文書にはとある秘密が隠されていた。

永万元(1165)年の夏、平家の邸に黒き羽をもつ芥虫（あくたむし）にわかに発生。清盛はじめ平家一門は、思い思いにこの小さな敵を対峙することになったが……

ホラー風味の作品を短編形式で連載していく（不定期）。 一編目「甘い誘惑」 　朝起きると、少年の身体を虫が這っていた。 　　　――甘い。甘い匂いに誘われて、少年は……。