短編ではありますが、なかなかに意義深さを感じさせる物語。タイトルにも書きましたが、もっとも小さい主人公が、もっとも大きな問題に思いを馳せます。この短編では一応の結末が描かれますが、その読後感はやたらと後を引きます。この話の意義、問いかけの答えは読者それぞれに導いてほしいということなのでしょう。文章も雰囲気もいいし、ぜひご一読を。