概要
「人類は終焉し、あたらしい生き物へと"羽化"するのだ。」
ルドルフ病という奇病が発生した。第二次性徴を迎える男女が、体の節々の痛みを訴え、やがて体が硬化し、虫のような"生き物"に羽化する病気だ。遺伝子を変化させるウイルスが原因であり、もはやそれが世界中に蔓延しきった今、誰がいつ羽化するのか分からない状況だ。中学二年生のトオルはそんな状況を傍観していたが、ある日・・・。(全12話。1話1000~2000字程度の短編)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!唯々、震えた。
タイトルとあらすじに惹かれて読み始めました。
まず設定が面白いと思います。第二次性徴期に発生するルドルフ病が、思春期の男女にどのような不安と影響を与えていくのか、内容からも(いい意味で)生々しさが漂っていて、物語の続きが気になります。
文章にはまだ初心者っぽさがありますが、期待できる一作だと思うので、このレビューを読んだ人には一話だけでも覗いてみてほしいです。
そして最後まで読ませていただきました。
11話からは予想外の展開に驚きました。
何を言ってもネタバレになりそう……どう言葉にしていいのか。
ただ、最後にタイトルを突き付けられて「うわああああああ」となったことだけお伝えしておきます。…続きを読む