休憩時間、或いは帰宅の通勤電車の中で読んでみてください。少し疲れが癒されます。
世の頂点を極めた者も、虫には梃子摺ってしまう。冷静に考えると、何ともない日常なのですが、作者の手に掛かると、それが笑えるコメディになってしまう。その高いセンスに脱帽です。
例えば、芥虫の◯家◯という当て字。然もありなんという感じです。私は不案内なのですが、そもそも芥虫という言葉はあるのでしょうか。それ以外にも、言葉遣いに洒落た箇所が幾つも有ります。
短編には星MAX2つが信条なのですが、3つ付けました。レビューが半年余り途絶えていますが、もう一度(邸ではなく)この作品に火を着けてみたい。皆さん、協力をお願いします。