「同じじゃない 色」を含む小説

　もしあなたがコウモリになったとしたら、どんな風に世界が見え、どんな目に遭うだろうか？ 　空を飛ぶのは怖いだろうか？　超音波で障害物を避けるというのはどんな感覚なのだろうか？ 　…

オカルト研究部のただ一人の部員で校内唯一の二年生部長である俺は夏休みも終わりに近づいたある日、学園祭での研究発表のために一人で「こっくりさん」をすることになった。 オカルトには…

ぽっちゃり陰キャだった「染谷　武雄」は高校3年間を捧げたカノジョ「黒井　姫子」から一方的に交際終了を告げられる。常に黒井へおごり、彼女が嫌だからと大好きなアニメやゲームは封印し…

悠木三織には幼馴染の彼女がいる。 時雨和葉。彼女は悠木を愛してやまない、そして愛情が行き過ぎて病んでいる。 何をするときも一緒、というのが文字通りに行われ、トイレにも旅行先にも…

　連続絞殺事件、その五人目の被害者が発見され、探偵である天ヶ瀬伊織に捜査協力が求められた。凶器はマフラー、被害者の性別によって色が変わる。殺害方法は同じ。それぞれの事件で怪しい人…

　三十木高等学院に通う最果詩音はギタリストであった父に憧れ、ギターを始めた。日々練習に明け暮れていたが、思い通りにいかない日常に苛立ちを積もらせる。 　ある日、詩音は帰り道の河原…

【魔法使いの新スポーツ・バトル――「カラフル・スター」……そのルール】 １、参加者は魔法使い限定。 ２、『筆ペン＝杖』を使用し、道具の『色』を吸収することで、筆ペンの色を上書…

キツネのコンタローとタヌキのポンキチは、棲みかだった里山が伐り開かれて自然エネルギー発電所に変えられるまで、まるで兄弟のように仲良しだった。 自然エネルギー発電所と化した元棲み…

とある町には、不思議な少年が現れる。臙脂色のパーカーを着て、妙に大人びた話し方をする、10歳かそこらの男の子。彼はどこからともなく現れ、いつのまにか姿を消しているらしい。 一話…

現代のSNSに疲れた「僕」が始めた文通のお話です。

　高校二年生の日下部祐月のクラスに転校してきたのは、レモンティー色の髪をしたクールな美少女・橘伶菜。無口で無表情な彼女は、実は人の立ち話に乱入するのが大好きだった。 　伶菜に校…

中学二年生の宮路恵理は、同じクラスの富石碧とケンカばかりしている。自分だけが意地悪をされているのに、なぜか嫌いになりきれないでいた。 ある日、ケンカが行き過ぎてしまった二人に、担…

　名探偵の死から始まった孤島の連続殺人事件『タロット館事件』を経て、探偵だった少年・猫目石瓦礫は名探偵になった。幼馴染の夜島帳との間も正式に恋人関係へ発展する中、彼を取り巻く日常…

DIYと言ってもいいのかわからないが、とりあえず。 初めに、一話目の利用規約を読んでください。 画像はほとんど低解像度です。 もとはILCE-6000というカメラで撮っていますが…

儚げで美しい容姿を持ち、類稀な刺繍の才を持つ伯爵令嬢メリルはちょっと変わった嗜好の持ち主。今日もその嗜好を婚約者である侯爵令息のパトリックに馬鹿にされるのだが、丁度その回数が切り…

童謡『チューリップ』を元に描いた百合です。(以前公開していた『赤白黄色からの白』と内容は同じものとなります。タイトルとキャッチコピーだけ変更しています)

わたし、西城戸こころ、本名西城戸心（はーと）はアイドルである。 ファンの夢を壊さない、きらきらした理想のアイドルでいるために、絶対にだれにも恋をしない。そう決めていたのに――好き…

同級生の萌奈ちゃんが新しいマニキュアを塗っていた。 私は彼女と似た色のマニキュアを買った。 仲良くなれたら、いいな。 過去にnoteでも同じ作品を投稿しています。

世界は魔族が支配し人類は滅びかけている中、勇者が異世界から召喚されたという知らせが入る そのニュースを聞き付けた魔王が興味本位で外出してしまうのだが──？ 「おい人間共！今すぐ…

　読みやすいように1話約6000文字かそれ以下になっています。 　 　黄昏時、その校舎に残っていてはいけない。 　ホラー会の超新星と称される小説家の少女、鶴雛翳は、次作のアイ…