「「ん？」 掌編」を含む小説

「ああいう『人間関係を整理します』みたいなのを見ると、自分も整理される対象なんじゃないかって不安になるんですよね」

自主企画「１４０字の可能性を探る会」のために書きました。2作目です。 もし閲覧注意だったらすみません。

自主企画『月刊700文字チャレンジ　2020　７月テーマ「専門・専用」』のために書きました。 全然月700文字以上書いてるんですけど、自分も書きたくなりました。企画の趣旨とズレて…

お題小説 掌編

一日一つ。掌編を更新していきます。 少し不思議なショートショート集です。 以下いくつかの話のあらすじ 『ヤドリメ』 　ある日、へそから芽が出ていることに気づく。その芽が自分に気…

僕の記憶は二十五歳の夏で止まっている。いわゆる前向性健忘というやつらしい。 事故で損なわれた脳味噌は十時間より長くものを覚えていてくれない。 僕は覚えていない。家の場所も、昨日や…

夜遅くに散歩するのが好きなんだよなぁ、という気持ちで書きました。

行き止まりで、無鉄砲な。 駆け落ちするふたり。 大人と子供の境目ってなんだろうって考えた掌編です。

何気ない日々、代わり映えのない風景、折り重なっただけの無意味な時間。 そこになにかを見出したような、そうでないような。 ちょっと面白かったり、切なかったり、ぎょっとしたことを思い…

電撃の新文芸より大好評発売中──！！ 『隠居勇者は売れ残りエルフと余生を謳歌する』貴重な加筆前の本文を一挙公開！！ ◇＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝…

「郊外の物件ですが、五階建ての最上階で角部屋、２ＬＤですから快適にお使いいただけます。お家賃は事務所でご説明したとおりですので、正直お買い得でございます。それに……独り暮らしの方…

三年の教室の前を通り過ぎて生徒会室へ向かう。待ち合わせはいつもだいたいそこで、「なんで教室じゃないんですか？」と聞くと、先輩は「ちょっと特別感がない？　教室って開放的すぎるから」…

大地　鷲さまの自主企画『第8回　読ませて！　横暴編集長！　— 新春敗者復活戦 —』に参加してみました。 ポッと書いてみた、掌編。

　辺境の町や村々へ、あたかもドサ回りの如く着任しては数年単位で転任していく警備隊長とその妻。年若い見かけによらず腕利きのその夫妻には、ちょっとした秘密が隠されていた……。 　自…

5000字程度の掌編です。 その名の通り、クラスメイトがクジラになるという話で、ただそれだけです。

特にハードボイルドかというと、そういう訳でもない。

あのひとを追っていた「僕」のひと幕。 小さなころはきっと、お姉さんに手を引かれていたこともあったのだろう。 こういうことって、たぶん色んなところで起こっているんじゃないかな。 …

妻の作るデコ弁が恥ずかしいという理由で、会社の屋上で弁当を食べるようになった。 コンテストサイト『時空モノガタリ』時空モノガタリ文学賞最終候補作

母と二人暮しのユウ。恋人なし、仕事でも失敗ばかり。そんなユウのクリスマスイブのお話。特別な事はなくても大切なものは見つかるんだよ。きっとね。

ぐちゃぐちゃ、してる。 だから、もうどうしようもなかったんだ。 こんなこと。こんなにするほかには、どうしようもなかったんだ。