胸糞悪い話

尾八原ジュージ

胸糞悪い話

 会社からクビを宣告されたA氏は、最後の出勤日、ひとりビルの屋上に出た。

 冷たい風が吹きつけ、嫌な上司の顔がふと脳裏をよぎる。

 A氏は深いため息をつくと、手すりから身を乗り出した。そして……


 胸元から、今しがたトイレでむしってきた自分の陰毛の束を取り出し、風下の女子高に向けてバラ撒いた。

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胸糞悪い話 尾八原ジュージ @zi-yon

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