「雪」を含む小説

『田舎の犬と都会の猫』のサイドストーリー　 その①です。 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––– 『田舎の犬と都会の猫』に登場する十文…

医学研究者である朝倉には、癌を患っている彼女がいる。 その年初めての雪が降った日、いつものように入院先の病院を訪れるが・・・ backnumberの「ヒロイン」をイメージして書…

神父と囚人の悲劇。なぜ悲劇なのかは悲しい物語の中で語られます。

くたびれた男が、天上へと続くリフトに揺られて上がっていく。 遥かな足元は金属の大地、上がる先は金属でできた空。 決まった時間に、その空から人工の雪が降る。 慰めとして、美しいもの…

　高校生活最後の小テストを翌日に控えた主人公とヒロインの龍宮寺巴。 　二人は保育園の頃からの幼馴染であり、本来であれば互いに好意をもつ者同士であったが、しかし年頃であるが故に素直…

UGN精鋭遊撃部隊レインズに下された命令は2つ。 レネゲイド拡散兵器ニュクスを破壊し、リエゾンロードの首を獲れ。 敵戦艦に幽閉された少女との邂逅が、世界の行く末を左右する戦いの…

水泳部の顧問である雪丘は、部員を伴って東京の離島である鬼車之島に上陸した。しかし、部員たちは練習する気などなく、南の島の海水浴場で気ままに遊び始める。その彼らを、恐ろしい海の魔物…

この国に渓流はあれど、橋脚はない。 川を越えるのが大罪となる国で、決して降らない雪を見たかった三人の話。

　400文字から500文字の掌編です。内容は即席で書くので、私の手癖が出て海外の発酵食品くらいクセの強い風味となっております。とりあえず一口食べて（一作品読んで）みてください。食…

★★★「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品★★★ 多感期の女の子が初めてお化粧をしたときのお話です。 昔書いた作品をコンテスト用にアレンジしました。 よろしければ、５分間お…

　持病である喘息の発作、その治療のために空気の良い田舎に引っ越してきた蓮介。 　慣れない雪道を歩く中、突如発作を引き起こしてしまう。 　そんな蓮介を救った少女には狐の耳が生えてい…

俺は心理学を学ぶ大学生。その大学のキャンパスで……誰もが振り返る美人女子大生「向坂雪菜」。彼女が、平凡で目立たない俺に何故か近づいてきた。普通の男ではとても近づくことも許さない程…

冬も近いこの頃、ちょっとした雪にまつわるお話を書いてみました。 気が向けば続きます。 なるべく綺麗な描写を心がけたりしています。 妹視点ですが、兄には丁度彼女が出来て…みたいな感…

山下家のポチは飼い主にも恵まれ、平凡でも幸せな毎日を送っていた。 とある朝目を覚ますと、広大な樹海と、果てには雲よりも高く聳える山々が視界を埋め尽くしていた。 毎週月曜日に投稿…

日本海の荒波は波の花を舞いながら、灰色の空の下で哭いていた。汽車の窓から覗く疎らな家並みに心細くなりながらも、澄はその荒涼の地に降り立った。

高校生の赤星と雪朗は小学生の悪ふざけのようなゲームを思い付いては仲間を巻き込んで騒動を起こしていた。 ある日学年首位のエリートに期末試験での成績対決を挑まれて…。

季節は冬。歌手タレントの妻と主人公は旅館へ行った。妻は旅館の外へ行くと言って、しばらく帰ってきていない。心配になり主人公が様子を見に行くと、旅館から少し遠いところの木の下で妻は拳…

『雪降る季節に猫は鳴く』の設定で断片的なお話。

兄に殺されそうになりながらも、何とか生きてる私、私と友達についてなどの、殆どノンフィクション作品。 全て実体験通りではありません。身バレ等の理由を含めて、内容は実体験とは異なった…

【あらすじ】 　痛熱病。焼けるような痛みと熱さを伴う不治の奇病に侵された霜谷佳生は、生への絶望から荒んだ病床生活を送っていた。そんなある初夏の日、雪がちらつく病院の裏庭で、雪女の…