君の手は冷たく、そして暖かかった。

作者 矢田川いつき

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★★★ Excellent!!!

痛熱病という病に侵された佳生が初夏の日、雪女の少女と出会う所から始まります。

こちらの作品は…、作者様の筆力によるものですが本当に「心情描写」がお上手です。分かりやすい文章なのに、登場人物の様々な想い…優しさ、温もり、悲しさ、切なさ等がバシバシ心に刺さってきます。
そして、登場人物が皆優しいので…それぞれの想いが心に染みて、涙無しには読めない作品です(>_<)

どんどん物語に惹き込まれて行く、そして、気づいたら感動してしまっている…と言う名作です。自信を持ってオススメします!

★★★ Excellent!!!

この物語は「生きる」ことに対して、正反対の感情を持つ男女の物語。
一人は絶望を、そして、もう一人は希望を。

どうか幸せになってほしい。そう願いながらページをめくっていました。
作者様は読者の心を揺すぶるのがとてもお上手。涙なしには読めない作品でしょう。
繊細な少年少女の心情が痛いほど伝わってきます。

最後に彼らがどんな選択をするのか。爽やかな夏の風が連れてくるのは、どんな景色なのか。
一緒に見届けてみませんか。
おすすめです!

★★★ Excellent!!!

焼けるような痛みと熱さをもたらす「痛熱病」
それは不治の奇病ゆえに、高校生の少年を絶望させる。
希望無き病床で、彼は「雪女」と名乗る少女に出会う。

青い瞳を煌めかせる天衣無縫の真っ白な少女。
彼女は少年の熱を吸い取って、自らの身体に色素を生じさせた。
黒い髪と黒い瞳の印象的な美少女の姿で、少年の病を治すと言う。

以来、行動を共にするようになった少年と少女の交流が瑞々しい。
少年が名の無かった雪女の少女に「夏生(なつは)」と命名する。
彼らの心の距離が近付くほどに、夏生は雪女ではない存在へ……

大切な人を助けたい。
一心で犠牲をいとわなかった夏生の行方は?

君の手は冷たく、そして暖かかった。
タイトルの示す結末に帰結する。

感動の軌跡を、ぜひ見届けてください。

★★★ Excellent!!!

初夏なのに雪がちらつく不思議な日に出会った佳生と夏生。
佳生は痛熱病という不治の奇病に侵され、夏生は真夏の空の下で生きてみたい雪女の少女。
病の苦しさから荒んだ病床生活を送っていた佳生が、夏生によって変わっていく姿は必見です。
そして夏生の突き抜けた明るさに笑みをもらい、佳生や友だちを大切に想う気持ちに胸を打たれました。
特に夏生のボイスレコーダー。涙、涙でした。

ひまわりの花言に込められた夏生の想いに、あなたも心を響かせてみませんか?

★★★ Excellent!!!

雪女という人物と、病気の男の子が関わるというストーリーです。
その思いつきも凄い!!!
雪女ちゃん(夏生ちゃん)の明るいキャラと、主人公のふれ合いが主ですね。
毎回ニコニコ(ニヤニヤ?)して読んでます。
題名も雪女という不思議なキーマンをよく引き立てていると思います。

私自身も、続きが楽しみです。
ぜひ読んでみてください。