「ひと」を含む小説

俺、私立探偵の乾宗十郎。ある時俺は旧知の某巨大組織のNo.2から依頼を受けた。 ”東南アジアの某立憲君主国の姫君を、たった一日だけ守ってくれんか”というのだ。 本来護衛はまっとう…

8月の喫茶店、テラス席のパラソルの下で僕は彼女から「この町が同じ8月を繰り返し続けている」と世界の秘密を打ち明けられた。 その日から、僕と彼女の、ループする8月を脱出するための…

ゆあん様の企画、『筆致は物語を超えるか』の参加作品です。 この度、初参加させて頂きます。 〇登場人物 ・美冬（みふゆ）　 　地元から出た事が無い。秋人とは幼馴染だが、疎遠だった…

勇気がない月森あたるが、今年の夏に恋愛する結果…。

夏休みの始まりの日、小学六年生の僕は家の前でぶっ倒れてるお兄さんを見つけた。 そのお兄さん――覚兄とは夏休みの間毎日のように一緒に遊んでいた。 もうすぐ夏休みが終わるある日、町で…

　わが子の行く末を案じる老親の切なる願い―― 「みんながフツーにできることが、わたしにはできない……」 「空気読めなくて、まるで幼稚で、怠けもののクセに大の食いしん坊なポンコ…

夢応の鯉魚って知ってる？ 魚になる夢を1年にわたり見たひとの話。

月～金　毎朝更新（予定）の、ショート学園四コマコメディー小説です。 気軽にのんびりとお楽しみください。 出席番号２５番　保坂立哉（ほさか　たつや） 　　　　　　　めざせ笑いにあ…

　決して自分を許せないことがある。 『咎負い』 　自分自身を殺したくなるほどの罪、すなわち咎を背負ったものがあるときから不思議な力を持つようになった。 　だがそれは施しなどで…

カクヨム自主企画『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』 主催者：ゆあん様　の企画に参加させていただいてます。 下記の条件の下に書いております。 （作品内容・あらすじ・ルール掲載…

東京都府中市にある大國魂神社を訪れたわたしは、けやき通りのひと隅にあった歌碑に目を留める。 詠み人知らずの和歌に込められた哀しみの残り香に惹かれたわたしは、武蔵国で詠まれた和歌…

「私の華麗なる学校生活の記録だあ。」 (ミウ) 『改ざんするな。』（チヨ）

　異世界ファンタジーです。いえ。筆者はそのつもりでいます。 　私が常々書きたいと思っている SF の再ブームは、未だ来ません。 　ならば、という情けないスケベ心がやっぱある訳です…

ひと箱のりんごたちの、ほのぼのしたお話

　統合失調症を患って恋に疎遠の女の子が幼馴染と再会する話です。　 　なかなか思うように人物像などを描けなかったことが反省です。それでも読んでいただけたら嬉しいです！

〈セカイ図書館〉は、本の形でセカイを蔵書している場所。 どこからでも行けるけれど、辿り着けるのはほんのひと握り。 無数にあるうちの１つ、こちらの図書館にまつわるお話たち。 【各話…

出会いは偶然。宮田宗治はひと夏の間に２人の女の子と出会うことになる。 行きつけの美容院で１６歳の高校生、サキに出会う。奇抜な髪色や見た目。いわゆるギャルというやつだ。 そして…

夜分遅くにひと咄、掌編なんて如何でしょう。のらりくらりと読み行くは、てんでばらばらの物語。ちょいと捻ったひと仕掛け、楽しんでってくださんな。 企画「500字以内の掌編集」に参加…

ママとパパが離婚することになった。 私は泣いて反対したけどどうすることもできなかった。 けれども、次々とわかりはじめた家族の秘密があばかれたとき、 神様 神様 これ以上…