ドヤカミ――わたし、ドヤの女将さんになるかも……――

　わが子の行く末を案じる老親の切なる願い――


「みんながフツーにできることが、わたしにはできない……」
「空気読めなくて、まるで幼稚で、怠けもののクセに大の食いしん坊なポンコツなわたし……」


　待ったなし！ますます深刻化する『８０５０問題』!
そして、広く知られるようにはなったものの、まだまだ理解の深まらない、見えない障害『発達障害』（診断されたひとはもちろん、ボーダーのひとも障害を疑いながらも未診断のひとも含めて）！
　長期ひきこもりから脱却、生きづらさを抱えつつも自らの手で幸せをつかみ取るため再始動したアラフィフ女性――
　わが国最大級の日雇い労働者の町・大阪西成“あいりん釜ヶ崎”の通称ドヤ（簡易宿泊所）を舞台に、ひきこもり歴２４年（未診断ながら自分は間違いなく「発達障害」である…続きを読む