「奇妙な」を含む小説

銀蕾（ぎんらい）。 これは、銀の華の物語が始まる以前の物語。 銀の華という自警団を幼くして率いることになった少年・リンは15歳。 血の繋がらない兄・ジェイスと彼の親友である克臣…

二学期初日の朝、夢である女の子の声を聞いた高校二年生のアキト。 聞き覚えはないけど、どこか懐かしさに溢れた声。 この声の持ち主はどんな人なんだろう。 なんとなくただ無難に毎日を過…

アナタはまだ　　に気が付いていないだけなんです 身の回りに潜む　　に 何かの拍子に、カチッ、と　　とのチャンネルが合ってしまったら？ 視界の端にいたはずの黒い影は 空耳だと思っ…

　その夜、僕の青春は〈炎〉とともに産声をあげた―― 　スマホを忘れて夜の学校に忍び込んだ在原有葉（ありはらあるは）は、屋上を照らす奇妙な光に気づく。そこで出会ったのは、闇夜の中…

二階堂虎珀、30歳男性独身。普段は大手投資会社に勤務する一般社員。お金に困ってはいないが、決して華やかでも無い日常。これといった趣味もなく、毎日会社と自宅の往復ばかり。しかしここ…

　夢だ、と気付く夢で、早桜は、ひとりの少年に「出会う」。風を操る力をうまく扱えないで苛立っている少年、というファンタジィな設定の夢だと「思った」。夢は続き物の小説のように、登場人…

ある日。俺はダチの純弥とバイクのニケツして走っていたらよ何か記憶には覚えていないんだけどトラックに跳ねられちまったんだよ。 そんでさ俺も純弥も３日の間生死をさまよってたんよ。 …

　俺は奇妙な鬼ごっこに参加させられる。ルールは単純、逃げるだけ。ただし、指定された文字を描くように逃げなければならない。

ポーランド系(たぶん)のその名門家庭の食卓に招かれたあなたは、思いがけない「モノ」と食事を共にすることになる…

第二次世界大戦直前のイギリスを舞台に、莫大な資産を巡り相続問題に揺れる名門貴族家を、遥か日本からひとりの少年が訪れる事から始まる。実は彼は初代当主の血を色濃く受け継ぐ魔力の持ち主…

少女は暗闇で目を覚ます。 何もない空間。 あるのは壁と――何も視せないのに眩く輝く奇妙な光。 少女は光に恐れ、逃げることを決意する。 光から逃げている途中で出会ったのは、 …

都を怪異『首切り椿』の噂が飛び交う今日この頃。 伽之国 ヤクモはユキメの町。 街道沿いの平和な町を、奇妙な女が訪れた。 彼女がもたらすのは安らぎか、或いは――

普通の生活を送っていた青年・勇気の元に届いたのは、奇妙な採用通知。それは彼を、サンタクロースという新たな運命へと導くものでした。野球ボールほどの小人たちと一緒にクリスマスイブの夜…

２０世紀末に発生した地球規模の大災害"大海嘯"で各国の沿岸都市がことごとく水没し、人類が敵性存在〈特定神話生物〉の脅威に晒された２１世紀の世界。ニューボストンの違法サルベージ業者…

女子大生、難波サキは、密室に閉じ込められ、よく分からないクレーンゲームに挑戦することに。何とも言えない、様々な要素が入り混じった、奇妙なゲーム、それがキマイラのゲームだ。これはゆ…

じり貧状態の当社（三流食品メーカー）は起死回生の策として、「武蔵野うどん」を新発売する。 社運をかけた販促施策として、試食キャンペーンを実施することになった。 社長に猛烈なプレッ…

長い間悪夢に悩まされていた男の元へ、ある日奇妙な出で立ちをした旅人が訪れる。 悪夢の原因を取り除けるものならそうしてほしいと思った男は、その男に助けを求めた。 夢に巣食うモノか…

とあるどこにでもある市では、ある事件が話題を呼んでいた。それは、関連性の一切ない死体が、何体も同市内で立て続けに見つかっているというものだ。しかも、奇妙なことに外傷は一切存在して…

　岡山県のある町で暮らす高校生の浅宮開（あさみや・かい）には、ひきこもりの妹、ましろがいた。 　母親は蒸発し、祖母からも疎まれ、妹もひきこもりから立ち直る気配が見えないなど、先の…

俺、ユージーン・スモールウッドは問題児ばかり集まるという辺境警備団に志願してやってきた。 俺の女嫌いの原因となった、変人ばかりの姉六人から逃げるためである。 しかし、魔物が多く…